CBWはカナダ、マニトバ州ウィニペグから周波数990kHz出力50kW、CBKは同じくサスカチュワン州リジャイナより540kHz、50kWで送信されている。カナダでも受信しやすいのは太平洋岸のブリティッシュコロンビア州くらいのもので、隣のアルバータ州でも外房まで行かないとなかなか取れないし、いわんやその奥をやである。内陸であるというのに加えこれらの局を受信しにくくしているのは、その周波数である。アンラッキーなことに、9kHzセパの日本のNHKと同一周波数で重なってしまっているのだ。こうした悪条件からこれまでは全くかすりもしなかったが、09年11月の外房ペディでは両方の局が入感した。両局ともCBC局なのでローカルIDは出ておらず、厳密にはどちらもニューファンドランド州から10kWで出ているが、その可能性はひとまず排除して良いであろう。
 その昔珍局というものは受信できたとしても聞こえるか聞こえないかスレスレだろうと思っていたが、受信できるときはしっかり聞こえるものである。次はオンタリオ、ケベック・・・(本当にニューファンドランドも!)と夢は広がる。どこまで行けるだろうか。楽しみは続く。