BCLについてあったこと、感じたことなどを日記的に綴りました。
4/1 最近買ったノートPCに内蔵されていた500GBSSDだが、以前メインで使っていたPCの1TBのものに換装したため、常用PCでは使わなくなってしまった。なのでこれをどう使うか考えて、外付けSSDとして使うことにした。SSDケースは安く、USB3.0なので速度も速い。ペディ用のLet’s Noteは1TBだが、宿泊で行った時には容量は十分とは言えない。5月にも2泊3日のペディが予定されているので、これで態勢は万全である。

3/22 放送100年の今日、それを祝うかのように茅ヶ崎にペディに行く。お仲間はシエスタ師匠と、宮さん、峯さん。まずは会場に行く前にデニーズに行って、ペディ用機材のメンテナンスを師匠にやって頂き、また↓にもあるCCC他について話す。しかし昨晩概ねやってしまったので、CCCは極短時間。
・本日もテントを張るが、気温は20度を超えて暖かい。さすがにカセットコンロのストーブは使わず。電波の方はあまり入っていなかったが、それでもテントで楽しく3時間を過ごす。ああ、今日も楽しかった。


3/21 CCCの続き。またまた師匠にSDR Console→SDR Sharpへのwavファイルの変換を伝授頂き、自身のデータを使ってCCCを実験。データは先日のConventionの時のもので、594kHzを使ってみた。見事JOAKがキャンセルされて、DZBBが浮かび上がってきた。これは痛快!これを使って過去のデータを掘り起こして、何か珍局が発見出来ないか今から楽しみである。

3/9 今更ではあるのだが、今年の課題の一つであるSDR sharpの機能Co-Channel Canceler(CCC)の実験を行う。これはその名の通り、同じ周波数にある強力な局をキャンセルして、裏に隠れた微弱局を受信しようという、実に画期的実用的な機能である。もう数年前にその名を聞いたのだが、その時はその原理も分からず(調べもせず)、あまりピンときていなかった。それが最近例の如くシエスタ師匠よりその有用性について改めて伺ったこと、そして海外DXerのMLでもこれを使って微弱局を確認した事例などが投稿されており、今度はちゃんと調べて原理も理解して一気に関心が高まった。但し上述の通りSDR sharpの機能であり私が普段使っているSDR Consoleではないので、実践する過去の受信データが無かった。
・サンプルデータを師匠に送って頂いて、私は少し前に座学で勉強したCCCの使い方を動画視聴し、また関連サイトの当該ページを読みながら、実際に使用にチャレンジしてみた。強力なNHKの信号をCCCでキャンセルすると、裏で入った弱いオーストラリアABCが浮かび上がってきて、News fanfareやアナウンスをキャッチすることが出来た。確かにこれは有用だし、過去のデータを掘り起こして使えば、何局か新しい局をコンファーム出来るのではないだろうか。マジックのようなこのツール、実に使えるしこれは楽しみな武器が手に入った気分だ。

3/5 残念な訃報が届く。米国のDXer Tom Rothlisberger氏である。Tomさんと初めて会ったのは、宮さんとともに行ったOregonのRockwork、通称Cliffのペディであった。身体は大きいがいかつい訳ではなく、DXとアニメが好きというどちらかと言うとオタク(笑)っぽい方であった。父親の仕事の関係で沖縄で生まれ、自身も以前は空軍で働き日本にいたこともあり日本の文化を好み、よく日本語のアニメのTシャツを着ていた。DXに関する情熱やスキルは非常に高く、それはご自身のWebサイトを見ると良く分かる。また軍の後はBoeingで勤務する航空技術の専門家であり、ペディではドローンを飛ばして航空写真を撮っていたりして、その専門性の一端が垣間見れた。
・私はその大雨に祟られたCliffそして2回行ったGraylandで、全てTomさんとは一緒になった。ご縁があったとしか言いようがないだろう。気を遣ってゆっくり話してくれたりはしないので聞き取るのが大変だったが(笑)、話し掛けるとフレンドリーにラジオの、そしてアニメやゲームの話をしてくれた。私よりも5歳くらい年上だったと思うし、平均寿命的には未だ早いと思う。日本に対する造詣も深かった筈だが、そうした話は大して出来ていなかった。またきっと会って一緒に受信したり日本談義をする機会はあったと思うと残念だ。ご冥福をお祈りするばかりである。

左より:私、Tomさん、Guyさん、Nickさん。2023年Graylandにて。
3/1 ↓のチョイペの解析結果を、レジェンドS氏が教えて下さった。全然ダメだと思っていたら、1098ではマーシャルが入っていたし、初受信のABCもあった(1458/ABC 2PB)。私は残念ながら18時前から記録を開始したので、マーシャルは取れていなかったが。やっぱり1つくらいはお土産があるものだ。今月も1日予定を入れたので、また行けるのが楽しみである。
2/24 シエスタ師匠とレジェンドS氏と3人で茅ヶ崎ペディに出掛ける。三連休までが寒いという予報だったので、本当に久しぶりにテントとストーブを持参する。15時に茅ヶ崎駅に集合して柳島海岸へ。テントはスムーズに設営出来て、アンテナもすぐに設置。日が出ている間はそれほど寒くもなく、16時前にはワッチ態勢に入れる。しかし未だ電波は来ていないが。
・ところがここでアクシデントが。S氏が「電波が弱い」と仰るのでシエスタ師匠にチェックして頂いたところ、なんとK9AYのアンテナヘッド部の1か所が断線していた。このままでは受信が出来ず責任問題に発展しかねない事態だったが、幸いなことにこの日は先月製作していた旧型K9AYをバックアップ&実験用に持参していた。これのお陰で無事に受信することが出来た。
・まあもっともコンディションはよろしくなく、解析はしていないが大した局は入っていなさそうである。そして日が落ちるとさすがに寒くなってきて、カセットボンベを使ったストーブだけでは寒かった(カセットコンロの方が暖かいような気がする)。で集中力も欠いてしまい、座っていられない状況に。それでも色々な雑談を沢山して、それだけで楽しいので良かった。帰りはいつもの「快飛」で、刺身と鯵フライの定食だ。そんな訳で今回はあまり成果がなかったと思うが、毎月行こう。



2/22 PROPAGATIONの原稿を1つ書き終える。これで早くも2本目だ。こちらはAirspy HF+ DiscoveryとSDR ConsoleでのDXについて書くことにした。この素晴らしきコンビを同志の皆さんにお勧めしたく、実用的なTipsも交えて書いてみた。そしてこの執筆をきっかけに、奥深いSDR Consoleの機能をより深く理解したいと思っている。
・ところで次の記事だが、以前お仲間のはなぶさおさむ氏が同じくPROPAGATIONにお書きになった、「BCLスパルタ教室」の詳細を調べて書きたいと思っている。しかしながらラ製のバックナンバー等を調べたが、それに関する記事は掲載されていなった。これは「子供の科学」もそうだし一般誌で「小学六年生」も調べてみたが、それらしき記事はここまで見つけられていない。もしこちらご覧下さっている方の中で、「1975~76年頃に大田区界隈で開催されたBCL教室」について何か情報をお持ちの方がおられたら、是非にお知らせ頂けますと幸いです。
2/11 一昨日は米国のレジェンドDXer故John Bryant氏の命日で、逝去から15年が経過した。IRCAのMLに盟友DXerWalter Salmaniw氏から追悼のメッセージが流れ、それに呼応して多くのDXerが同様にメッセージを送っていた。私も初めての海外のDXフレンドであったという縁があり、僭越ながら一言送らせて頂いた。氏と知り合ったのは全くの偶然で、残念ながらメールでのやり取りのみであった。氏は当時既に米国DX界の大御所であり、それに対し私は復活して5年目の若輩者に過ぎなかったが、氏は決して上から目線になったりせず、私のことを日本の友人として尊重してくれた。メールでのやり取りだけで、その高貴な人柄と高い実力、そして情熱が伝わってきた。いつかは実際に会いに行こうと思っていたにも関わらず、その夢は叶わなかった。しかしその後氏の盟友のDXerと知り合って、John氏を共に語ることが出来たことで、私の心は少し救われた気がする。
・John氏のObituaryはこちら。またGuy Atkins氏が以前私に教えてくれた、John氏のインタビュー音声が残っているMedia Network Archiveはこちら(Proceedings発行に関してのインタビュー)。
・さて、↓でシエスタ師匠がご教示下さったSDRデータ解析支援ツール「WavViewDX」だが、私もDLして実際に使ってみた。ところが何故か、私のメインPC(Lenovo E550)では音がスタックして上手く再生出来ない。でペディ用PCであるLet's Noteでやったところ普通に使えた。

・このツールはワールドワイドな中波(長波、トロピカルバンド)のラジオ局のデータベースである「MWLIST」と連携して使えるようだが、未だその使い方もその有用性もこれから学ばねばならない。しかし楽しい勉強である。
2/9 休日は昼からビールがささやかな贅沢だ、今日も午後からビールを片手に、PROPAGATIONの原稿を執筆。ほろ酔い気分の方が、良い文章が出て来そうな気がする。で、本日一本書き上げ編集長に提出。後々慌てぬよう、余裕を持って書いていこう。

・ところでPROPAGATIONの執筆以外にも、BCL関連で色々やりたいことが山積している。シエスタ師匠がご教示下さったSDRデータ解析を支援してくれるツールの使い方を学ぶこと、先般IRCAのMLでGuy Atkins氏が共有して下さったLoweの回顧録やSW Magazineの記事を読むこと、「BCLスパルタ教室」(笑)についての調査等々、暫くの間楽しめそうである。
2/1 昨年も作ったのだが、また2分配器を作る。予備でもあるし、また自宅用/ペディ用とも言える。そしてやはり作るのは楽しい。

・SDR Consoleの勉強。先般シエスタ師にご教示頂いたDiscoveryを2台使う場合の「Main」と「Alternate」の設定を、自宅用のPCで復習。今までは起動する度に中心周波数が変わってしまい、都度設定し直さなければならなかった。今後は9kHzステップの時は819と1422、10kHzステップの時は820と1420に自動的にセットされるようになり(「Identity2」「Identity3」をそれぞれ使用)、非常に使いやすくなった。師匠には感謝に堪えないが、更に面白い機能があると聞いているので、それもマスターしたいところだ。実に楽しいソフトである。


1/29 一時帰国されたSan DiegoのMasaさんとのランチオフを、Miyaさんにもご一緒頂き開催。Masaさんは先日のConventionでもオンラインでプレゼン頂いたばかりだが、こうしてリアルだとじっくり話せるし良い。話題の中心はそのプレゼンでも発表頂いたUT/NV州境でのペディの話。San Diegoからの1,000kmの距離を陸路走って辿り着き、海沿いではなく内陸で長いアンテナを何本も張って受信する体験は実に稀有だと思う。そんな話題と最近のDX活動や日本のお仲間の近況などで、話は尽きない。
・「近隣のお仲間とFace to faceで」でスタートしたサークルだったが、より楽しんでいくためには、数少ない貴重な同志を巻き込むことが大切である。リモートの方であっても嗜好の似た皆さんとは、オンラインとオフラインを併用しながら上手にお付き合いしていきたいものである。

1/26 何か無性に電子工作がしたくなっており、久々に旧型K9AYを製作する。一昨年に無電源で遠隔操作出来る新型がシエスタ師匠によって発表され、最近のチョイぺではもっぱらそちらを使っていたが、シンプルながら性能的に新型と遜色ない旧型も捨て難く、バックアップも兼ねて作ってみた。
・作るのは楽しいしパーツも少なくあっという間に出来てしまう。昔作ったときは完成すれば良いといった感じだったが、今回は回路図と照らし合わせて仕組みを確認したりして、それもまた楽しい。出来たからには使ってみたいし、暖かくなってからとか言わずに近々にフィールドテストを兼ねて聞きに行こうと思う。


1/24 仕事でビッグサイトにいらしたGouhara先輩とランチオフ。シエスタ師匠も一緒である。いつもはTeamsでのオフであり、久々~恐らくNDXC40周年~以来のリアルオフだ。場所は先輩新橋で宿泊とのことだったので、私のオフィスにも近いカレッタ汐留を予約した。喧騒を離れた高層フロアのレストランで、ゆったりと話しながらの食事である。
・いつもの四方山話の延長であるが、今回は是非一緒にラジオを聞きに行きましょうということで、浜松で出やすい海岸をピックアップしそこでやることを決定。ここならもう一人のTeams仲間であるNGO氏も中間地点であり来れるのでは。是非実現したいところである。などなど馬鹿話を含めて過ごしていたら、記念写真を撮り損ねた。またその受信会で改めて撮ろう。
1/19 ↓のPalauの件、RealDXに受信音を送ってアドバイスを求めてみた。するとカナダのDXerが同じくPalauの語が聞き取れると言ってくれて、また自身が受信したPalauのClipと比較して、男性の声が同じだろうと言ってくれた。概ね確定と言って良いのではないかと思う。
1/18 解析の続報。1332では4BUが優勢だったが、時折浮かんでくる3SHのIDを確認することが出来た。また1584のPalauは4時正時にIDっぽいPalauの言葉が聞こえるように思うがどうだろうか?あとはフィリピンがもう少し掘れそうな感じである。
1/16 ↓のペディの解析が進んできた。信号が物凄く強力な訳ではなかったが、色々な局が聞こえた日であった。そして解析の中で、思わぬ局が入っていたことが分かった。1局は3時に聞こえた990のABC-8GO。ここでABCのファンファーレが聞こえて、さてどこかとリストを見ると3RNとここ。いずれも0.5kWの小出力である。でこれまた同じ時刻に1161でファンファーレが聞こえて(こちらは5PAか7FG)、こことのパラチェックにより一致した8GOに断定された。中波で聞く初めてのNorthern Territory、しかも0.5kWに感激。更に言うと783でも空耳レベルでファンファーレが聞き取れたが、これは単独チャンネルのためABC-8ALで決定。これまたNorthern Territoryだ。残念ながら1161の方はパラチェックではどちらか断定出来ず。
・この他1071の1時はVOV-1だろうか?それ以外にもフィリピンもオーストラリアABC/民放局も多数入っている。黒点数をチェックしたらここ最近では最も少ない85だったので、これも幸いしたのかも知れない。もう少し解析遊びが出来そうである。
1/13 昨日~本日に掛けて、6回目となるTDXC Conventionに参加した。プレゼンの部は6人のプレゼンターが力の籠ったプレゼンを準備下さり、バラエティに富んだ発表を楽しむことが出来た。

・集合時間はバラバラだったが、マイカー組の協力により皆さんタイミング良くピックアップして下さった。先発隊も手際良く動き、ペディ会場でのアンテナ設置もバッチリ決まる。それに続く夕方からの会食、オークション、宴会の部も、面白おかしい馬鹿話だけでなく高尚な勉強になる話もし、充実した時間を過ごせた。リアル参加が叶わなかった方々もオンラインで参加下さり、大人数で一体感が感じられるイベントだった。
・ラジオの方は日付が変わる少し前から聞き始めたが、中波DXに適さない太陽活動活発期にも関わらず、フィリピンとオーストラリアが良好で大いに楽しめる。お陰でリアルタイムに聞いてしまい、寝不足で終わる。
・翌朝朝食タイムには今年もくりもっちゃんが駆けつけて、昨晩の振り返りやオークションの品の受け渡しなどを行う。そして9時に解散。また来年も楽しみたい。



1/11 以前から関心があった下記の記事を入手し読む。文化放送は今でも放送されている在京民放だが、その前身は宗教放送を目指した「財団法人日本文化放送協会」であったことを最近知った。著者である立教大学教授井川充雄氏は昔のBCLブームについて書かれた記事をいくつか拝読していたので以前から知っていたが、今回も世界的には一般的である宗教放送局が日本では何故認められなかったのかなど興味深いテーマだったので、読んでみたかったのだ。
・実際日本文化放送協会は宗教局にはなれなかったし、運営も上手く行かず設立後4年で新たに設立された「株式会社文化放送」に経営が引き継がれることになる。宗教局が認められなかった当時の論拠は理解出来たが、その後の運営が上手く行かなかった部分については、その事情についてサラっと触れているだけである。しかしとても面白かったし、知的好奇心を満たしてくれる。またこうした記事は折に触れて読んでみたいと思う。

1/1 正月は嫁の実家で過ごしていたがスキーにも行かず時間もあり、昨日・本日とAmazonのKindleでラジオライフのバックナンバーを読んで過ごす。同誌の創刊は1980年6月だが、翌年11月までは隔月刊の発行だった。その後毎月の発行となるが創刊当初はその名称に相応しく、まさにラジオの雑誌であった。国内民放局、番組、DJ・アナウンサー紹介、BCL記事、DXペディションや受信機レポートなどが中心で、中には本格的な海外MW-DXの記事まである。アクションバンド系記事も一部にはあるが主流ではない。






順に創刊号表紙(表/裏)、ハワイにあった日本語局KOHO、受信機レビュー、神津島ペディ、中波DXの記事
・読んでいてなかなか楽しい雑誌ではあるが、このラジオ中心の路線は82年3月くらいまでである。その後は現在のラジオライフに近く、受信記事はアクションバンドが中心となり、更にはラジオとは全く関係のないハッキング、アングラ、サブカルチャーへと発展して行ったのはご存じの通りである。確かにBCLブームは82年くらいにはかなり下火になっていたので、雑誌として生き残るためには路線を変更せざるを得なかったのだろう。読みながらそんな考察をしたりして、BCLらしい正月であった。