12/30 年の最後にラジオを聞きたくて車で出掛ける。元々は太東埼に行こうと思っていたのだがやはり遠くて億劫になり、久々に三浦半島雨埼に行く。記録を調べたら前回は2014年1月だったので、約7年ぶりである。どおりで懐かしい筈だ。

・往路は一般道は未だ混んでいるので、横浜新道~横横のルートで行く。渋滞もなく快調に飛ばし、1時間15分程で現着。道中のBGMは昔作った70~90年代のJ-PopsCD。家族と一緒のときにかけると「おやじソング」とバカにされるので、ここぞとばかりボリューム全開で楽しむ。しかし久しぶりに来て改めて思ったのだが、雨埼への最後のアプローチは異様に狭い。こんなに狭かったっけ?と言いたくなるほど狭く、本当にギリギリである。到着すると微妙にレイアウトが変わっており、奥までは車で入れなくなっていた。何とか空き地スペースに車を停め、早速海岸にTDDFを設置。

・16時半から聞き始めるが、全然弱い。時間が経てば強くなるかと思っていたら全く強くならない。TP-DXは無理だと諦めて、影山さんの掲示板に出ていたR.9 de Julhoや4KZを短波で受信する。そう言えば短波を聞くのも随分久しぶりだ。そうして18時まで聞いて早々撤収。

 

・三浦まで来たので、どうせならマグロでも食べて帰ろうと三崎漁港に寄って海鮮丼を食べる。そうして復路はR134をゆっくり帰る。勿論BGMは往路と同じCD。これは1枚に100曲以上入っているので、往復飛ばしながら聞いても聞ききれなかった。いつもの森戸海岸~渚橋~材木座~七里ガ浜と流す道は心地良い。そして鵠沼でR134に別れを告げて帰途に。

12/20 23時過ぎまで楽しんだオンライン飲み会の翌日にもかかわらず、宮さんは朝からアクティブに活動しておられた。既に朝一で用事を済ました後、10時半前には無線移動運用に出るとのグループLINEが入ったので、待機時間に繋がればと思って、私もテニスにトランシーバーを持参する。そして待機時間を見計らってオンエアしたところ、無事交信出来た。少しでも高さを稼ごうと、審判台に乗って運用したのは半分はシャレだが(笑)。二つの趣味を同時に楽しむという、なかなか楽しい体験であった。

12/19 TDXC忘年会をオンラインで開催。今年の集合飲み会は、1月のコンベンション&北山崎ペディを除き、全てZoomでの開催となった。まあ今年ばかりは仕方ないだろう。それでもこういう手段があって、リアルな飲み会同様の楽しさを味わえる会が催せたのは幸せなことだと思う。前回同様単身赴任中で遠方にお住いの方も、またこのタイミングで帰省中だった方もこの会に参加頂けたことを考えると、この形態は何らかの形で残すことになるであろう。

・皆さん相変わらず話題も豊富で、19時から4時間トークを楽しんだ。一人ずつ今年を総括して頂いたが、制約だらけの1年だったにもかかわらず、それらをかいくぐって皆さん色んなことにチャレンジされていた。それを聞いてまた良い刺激を受けたし、来年も課題を見つけてチャレンジする1年にしたいと思う。

12/14 ↓下記R2が本日到着。急ぎもしなかったので普通便でお願いしたら、半月ほど掛かった訳だ。相変わらず大きさはマッチ箱だ。少し先になるが、Eスポでの実戦使用が今から楽しみだ。

11/28 Black Fridayセールに乗じて、AirspyのV/UHF帯SDR受信機R2を購入。お仲間はこの機会にDiscoveryを2台セットで買う方が多かった。私はDiscoveryは既に所有しているので今回は関係ないと思っていたのだが、お仲間とのグループLINEで「R2はなかなか良いし、今買うとお得なのでお試しで買うには良いですよ」と背中を押され、思わず買ってしまった。「プッシュマン」にしてやられた(笑)。それは冗談だが、まあ$169→$118.3で送料込み日本円で13,549円だからまあいいか。10MHz帯域記録可能とのことなので、Eスポでは面白いだろう。また新たな楽しみが増えた。

11/23 引き続き無線班の皆さんにテストにお付き合い頂く。本日は板さんとShinさんという戸塚区コンビ。結論を先に言うとShinさんは繋がったが、板さんは自宅では不可で裏山に移動して頂いて何とかつながる状況だった。やはり固定to固定で繋がらないと口惜しい。開通の手段は私的には無線機のアップグレードであり、板さんはアンテナの整備である。一歩ずつ近づいているが。

11/22 アマチュア無線用に再利用していたディスコーンアンテナを取り外し、新規にGPアンテナを設置する。ディスコーンは勿論ホイップアンテナよりは高感度であったが、アマチュア無線の送受信用としてはやはり力不足と感じていた。TDXC無線班のお仲間の中にも交信出来ない方がいたので、まずはアンテナを変えてみようということしたのである。近隣のハムショップで購入したのは第一電波工業のX-200という製品。全長2.5mでこの大きさなら何とか自分でも設置出来そうだし、最近よく到来する強力台風にもある程度安全と思われ、感度と安全性のギリギリのバランスを取った。

・久々に持ち上げるマスト用の4mの単管パイプは重くてベランダで扱うのはおっかなく、やはり専門業者に任せた方が良いかなと一瞬臆病風に吹かれた。しかし冷静に考えれば部屋の中で工作をして、それをベランダに出せば良いだけだと思い直してその通りに実行し、問題なく出来た。

・早速お仲間に連絡して、テストにお付き合い頂いた。未だ自宅間では繋がっていなかったMiyaさんとも15kmの距離をつながることが出来た。あとは戸塚区内のお二方と繋がれば、全員との交信が可能になる。勿論アンテナだけではなく地形の問題もあるので上手くいくかどうかは分からないが、V/Uトランシーバーを使ってのQSOミーティングまであと一歩。楽しみだ。

11/9 今年も2泊3日の北山崎遠征ペディを実施。依然キナ臭い状況が続くコロナの影響で、今年は遠征ペディに行くことについて懐疑的であった。ただMWDX最大のチャンスイヤーだけに、皆さん最後の最後まで諦めていなかったようである。10月に入って打ち合わせをし、十分留意した上で開催することを決定。岩手県は感染者ゼロが続いていただけに、これが2か月前だったら行けなかったと思うが、「Go toトラベルキャンペーン」は我々の決定を心理的に後押ししてくれたように思う。

・地元駅始発電車に乗ることを避けるため盛岡に前泊したので、実際には3泊4日となった。詳しいレポートはまた次号PROPAGATIONに掲載される予定だが、盛岡前夜祭を含む旅程は実に楽しかった。DX局受信をそして宴会を楽しみ、メンバーも自分も様々なチャレンジをして、更には思いもよらぬサプライズもあり、皆それぞれ遠征ペディを満喫した。

・少しずつリアルな集いも出来るようになり、この趣味もまた面白くなってきた。微妙な環境と上手に共存し、慎重さを強いられる不自由な日々を潤いのあるものに変えていきたいと思う。

11/1 CBの運用で久々に外出。さわぽん氏お得意の厚木白山に初めて行ってみる。私の自宅からだと、バイクを飛ばして30分強であり手頃な距離である。飯山観音にバイクを停めて、登山道を昇る。たかだか標高284mだしテニスで鍛えているしということでナメていたのだが、普段登山をしない自分にはもの凄くキツい。25分ほどの登山でヘトヘト。
・CBで交信すること自体も1年以上ぶりだ。運良く湘南国際村で運用中のよこはまMK767局と繋がって交信。とりあえず久々の交信は緊張したが楽しかった。その後TDXC無線班の仲間にもLINEをして知らせたところ、さわぽん氏とShinさんが付き合って下さった。さわぽん氏の声は聞こえるのに自分の声は聞こえなかったので、私のCB機の送信性能に問題があるのかも知れない。戸塚のShinさんとは辛うじてつながることが出来た(51/52)。
・そんな感じで1時間ほど運用して下山。下りも足に負担が掛かり、膝が笑って汗をかく。お仲間は登山しながら運用しているが、そんなにキツく感じないのだろうか?やはり私は登山は苦手であり、バイクで登れる範囲で運用すべしということを再認識させられた移動運用であった。

10/20 ROK技術倶楽部のスタッフの皆さんへのオンラインインタビューを実施。仕事の兼ね合いで参加出来なかったメンバーを除くTDXC側8名が参加して会話する。
・詳細は次号PROPAGATIONの記事として掲載されるが、一言で言えば実に楽しいインタビューだった。若いROKスタッフの皆さんと比べるとTDXCメンバーは皆その父親の年齢であり世代は異なるが、やはりラジオ局の技術部門に勤めようと志す方々とは興味関心のポイントや価値観が一致する点が多い。世代や番組の作り手/リスナーという立場を超えて会話はスムーズに進みそして盛り上がり、素晴らしい時間を過ごすことが出来た。
・ご多用中に時間を割いて取材を受けて下さったROKスタッフの皆さんに改めてお礼を申し上げるとともに、この場を創出することに尽力下さったShinさんに感謝したいと思う。

10/2 ↓についてTDXC無線班のお仲間に伝えてご都合合えばお付き合い願えませんかと呼び掛けたところ、4人のお仲間がお付き合い下さった。突然にも関わらず、有難いことである。私以外は横浜市内の方で、直線距離にすると8~12kmになる。結果的にはお一方を除いて繋がって、短時間ながらも無線談義を交わすことが出来た。

・その昔かのNDXCでは「QSOミーティング」というものが行なわれていたようだが、当時は免許も無線機も友達もいなかったので、羨ましげにそれを横目で眺める他なかった。それが40年の歳月を経て実現しているようで、ちょっと感慨深かった。まあ今時そんなことはZoomでやればいい話なのだが、電波遊びの仲間だけに電波でやるのもまた一興である。

10/1 自宅の外壁塗装工事で足場を掛けたので、この機会にとアンテナを整備する。シャックもアンテナも3階で高さが稼げるのは良いのだが、何せ高くて怖くて簡単にはいじれない。BCL復活後に建てたならば間違いなく平屋根にして、屋上に登る梯子か階段を設置したであろうが・・・。アンテナ線も窓の横から強引に引き込んでおり、強烈な台風の時はちょっと心配だった。なので引き込みは穴を開けて貰って、窓がちゃんと閉まるようになった。

・放置プレイ状態だったディスコーンアンテナD-130があったのだが、このアンテナ線を自分で引っ張ってきて部屋に引き込む。そのために恐る恐る足場に上ってみる。怖くて上れないかと思ったが、思ったほど怖くはなかった。そうしてコネクターをつけて、使えるようにした。そう、このディスコーンは受信のみならず、144や430MHzで送信も可能だったのだ。なのでGPとか新しいアンテナを設置する前に、まずはこれがどのくらい使えるものか試したかったのだ。

・地上高的には10m強あり、屋根より高い位置に上げられたので遮るものが無くなった。早速ワッチしてみると430での少し離れた町の色々な交信が聞こえてきた。今まではわざわざベランダに出てハンディタイプのアンテナで運用するしかなかったのだが、これで部屋の中で運用出来る。さわぽん氏の次回のBCLロールコールが楽しみだ。

左:D-130 右:ALA-1530
手摺があるので思ったほど怖くない

9/22 実に1年ぶりの太東崎ペディに出掛ける。何せコロナ禍が続いておりお仲間とつるんで行なうリアルなイベントが憚られていたが、そろそろ禁断症状も限界に達していた。DXチャンスの今年を逃すと、次に遭遇出来るのは11年後になる。気力も体力もあるこのサイクルに行きたい・・・そう思って、出掛けることにした。自分独りででも行くつもりだったが、お仲間を募ったところ6人の方にご一緒頂けることになった。有難い限りである。ただし対策は十分にしようということで、現地への交通手段は各人のクルマor電車で太東駅まで来てそこからの送迎とした。そしてペディはアウトドアとして、ソーシャルディスタンスを十分に取ることとする。しかし往復の道中のBCL談義が出来ないのは、ペディの楽しみの半分を失ったと言っても過言ではない。そこでそれを補う手段として実行したのがモービルハム。神奈川県内から出発した5人はTDXC無線班のメンバーなので430MHzのチャンネルに合わせて、それで会話を補うことにした。

・現地に着くと、なんと雨が降ってきた。4連休の予報ではこの日のみが晴天の筈だったのに、あろうことかこの日の、しかもペディ開始時間に合わせるように降雨とは・・・残念だが仕方ない。ただ幸いにも結果的に全員がクルマだったので、各々の車内に分配した信号をケーブルで引いて貰って各自の受信機に繋ぐ。また会話は急遽LINEグループを作り、これで情報交換することにする。言葉で会話出来ないのは寂しいが、これがwithコロナ時代のギリギリのやり方かもしれない。

・コンディション的にはハワイが強かった。久々に聞いた推定KZOOは演歌番組で、すぐにここだと推定出来る。未だ解析はしていないが、相変わらず東海岸は遠いようである。まあ東海岸が入ろうが入るまいが、それでもやはり楽しい。帰りも道を間違えたメンバーがいたが、トランシーバーを駆使して地元メンバーがナビゲーションしてくれて無事隊列に復帰し、茂原長南ICで合流。そしてアクアラインも若干渋滞したがここも無線で秋の遠征ペディの話などをしながら退屈を紛らわせ、湾岸~狩場線~横浜新道ルートで22時ちょい過ぎに帰宅。午前中はテニスだったのでグッタリ疲れたが、この満足感には代え難い。

  

8/1 会誌PROPAGATION8を発行し、同じ日に祝賀会を開催。コロナ禍でどうなることかと思ったが、オンラインでの決起集会後皆さんドライブが掛かり、終わってみれば過去2年間と同様200ページに達するボリュームとなった。なかなか思うように外出出来ないとなると、家で出来る楽しみを考えるしかない。TDXCもリアルな行事は1月のコンベンションが最後であり、その後は個別に会った他は全てオンラインとなった。私は5本の記事を書いたが、いずれも昨年~今年1月のコンベンションまでに集めたネタを元に記事化した。前半は未だ自由に動けたので良かったが、ずっと外出出来なかったら何も書けなかったかもしれない。

・祝賀会はやはりオンラインでの開催となった。本当はオフラインで集まりたいところではあったが、状況を鑑みると致し方ないだろう。しかも私は仕事の緊急対応が入り、定刻から1時間過ぎてからの入場となり二重に残念。まずは一杯飲んで、早く皆さんにキャッチアップしようとテンションを上げる。いつものお仲間、そして初対面のお二方を含むゲストの方とお会い出来て、段々気分も高揚してきた。一次会は開始から3時間で終了したが、その後引き続き二次会にも参加。更に1時間話して、遅刻のロスを取り戻した。次回リアルに集まれるのはいつになるだろうか・・・

7/23 さわぽん氏主催の「BCLロールコール」に参加。↓の通りこちらをきっかけとして約20年ぶりに再開局申請することになり、免許が下りてこの日に間に合った。大変な人気で入れ食い状態だったが、氏が私を指名して下さって繋がることが出来た。私を再びアマチュア無線の道に誘って頂きこの場に来れたことにお礼を言った後、最近のBCL的トピックス~ROK技術倶楽部~について会話をする。さわぽん氏のトークは実に流暢であり、次々入って来るコールに対して上手に対話しながら要領よく捌いていく。ベテランというのもあるだろうが、これは一種の才能だろう。

・アンテナがホイップアンテナとプアで、私からの信号は弱かったようだ。これから屋外アンテナも設置して、遠くの方とも安定的にコール出来るような態勢を作りたい。今日は知人の方のコールも聞いて、2H近く楽しめた。これだけ次々多くの方が参加なさるということは、この地域にもBCLをやっている方はまだまだ潜在しているのであろう。さわぽん氏のこの試みは、こうした方々と新たに繋がる良いきっかけになるかもしれない。そういう意味でも意義あるイベントであると感じる。

7/19 ラジオ沖縄の新番組「ROK技術倶楽部」の趣旨に共感して投稿したメールが読まれる。昨年のGraylandペディでご一緒した米国のDXer Brett Saylor氏が受信して、私にどこの局か確認を求めて送ってきた同局の受信音を送ったのだ。メッセージの他、その受信音も流して頂いた。こうしたコンセプトの番組が始まること自体大変嬉しいし、しかもそうした番組を我々の子供世代の若い20代の方が制作しておられるのは驚きである。長く続くように私達趣味人としても応援したいと思うし、具体的にそのコラボレーションの手段を考えて実行して行きたい。

6/7 2週続けてバイクチョイペ。出掛けようとしたら通りがかりの年配の男性に、「どこ行くの?」と声を掛けられる。面識ない人なのではて?と思ったが、ロッドケースを提げていたので釣と間違えられたようだ(笑)。

・到着して聞き始めると801/KTWGが非常に強く期待が高まる。帰宅後19時の解析をすると、882/4BHが入っていた。Brisbaneで5kWなのでもっと受信出来ても良さそうな気がするが実際には初受信。ヌルに落とせないNHK静岡と同チャンネルの局を神奈川で聞くのは、確かに難しいのだろう。しかしK9AYでこれだけ聞こえるのだから、TDDFだったらもっと良く聞こえたかも知れない。一人で手軽に張れるK9AYは魅力的だが、やはりアンテナは最良のものを使うのが良いだろう。今シーズンはもう行けないかも知れないが、次回行く時はそうしよう。

5/31 約25年ぶりにアマチュア無線機を購入。さわぽん氏のBCLロールコールに触発されて、自分もハンディトランシーバーが欲しくなった。中古でもいいかなとオークションで探したら新品でもリーズナブルな価格で買えることが分かり、新品を注文。八重洲FT-60という機種になる。その昔石川町のT-zoneで買った機種は、同じ八重洲のFT-729だった。あの頃よりコンパクトになり性能も向上した筈だが、価格は当時の半分以下である。まあ我々は嬉しいが、メーカーからすれば厳しくなっている訳であり、コンシューマー製品で経営を成立させるのは困難であろう。

・昨日注文して本日届き、早速開局申請の手続きをネットで開始した。早晩に免許状が届きオンエア出来るであろう。その昔は仲間がいなかったので受信趣味に終わってしまったが、今度は知人もいるので無線そのものを楽しめそうだ。

5/30 緊急事態宣言が解除されて、初のバイクチョイペに出掛ける。いつもの茅ヶ崎柳島海岸だ。ここは勝手知ったるいつもの場所でありフェイドインの時刻も大体分かるので、それに合わせて短時間~18時半から19時正時を録るという、ピンポイントDXだ。いつもの場所にいつものK9AYを素早く張り、フェイドインを待ち構える。KGUM、4QNなどのパイロット局が強力なので、悪くなさそうだ。

・帰宅後実際に解析してみると、初受信局として1080/2MO1269/2SMが取れていた。これ以外にも2エリアのチャンネル他で、IDは取れないもののAUSらしき局が幾つか入感していた。こんな風にフラッと出掛けてAUSの結構難しい局が取れるとは、やはり今年はコンディションが良いのだろう。↓のLPFも持参して早速使ったが、短波帯でスイッチを入れるとかなりの減衰量なので、中波DXに良い影響があるだろう。そうか、この新兵器のお蔭もあるかもしれない。こうなると夏至まであと数回、通いたいところである。

        遠くに見える江ノ島                   早速活躍したLPF2050

5/26 オンラインで注文したDX用周辺機器、Apex RadioのLPF2050が届く。買おうかどうか少し考えていたのだが、ユーザーである知人より高評価をお聞きしたので購入を決めた。2MHz以上の周波数帯の感度が抑えられることで相対的に中波帯の感度が高まって、ポータブルラジオでオーストラリアのオフバンドDX局が入感したということであり、これは中波DXの強力なツールになりそうな気がする。緊急事態宣言も一旦解除になったので、残り少ない初夏のDXシーズンてあり、今週末はこれを持ってバイクチョイペに出ようかと思っている。

5/23 某BCL製品メーカーの責任者の方をお迎えし、オンラインインタビューを開催。昨年末に知り合ったメンバーの方がお願いして快諾頂き、この場を設けて下さった。BCLは年齢構成の大半が50代以上の人々による趣味であり若い人は殆どおらず、この分野に製品を供給して頂けることは有難いことである。我々は趣味人として興味を持つ同社の製品について色々お聞きしたりまた感想を述べたりし、併せて今後出して欲しい商品について要望を伝えたりした。より良い環境で受信しようと思うと、色々な周辺機器が必要になる。このニッチな市場に大手メーカーがそうした商品を供給してくれることはなく、同社のような会社は我々にとって貴重な存在である。中にはそうした製品を自身で設計し作れる方もいるが、そうした人達は少数派と言えよう。適切な用具を入手出来ないことが、この趣味~特にディープなDX受信分野~に参入する障壁になっているとも言えるからである。

・集まりは当初の予定時間を大幅に超えて終了した。それだけメンバーが、このテーマに興味関心を感じていたことの表れではないだろうか。責任者の方も支障ない範囲で新製品についての情報をご提供下さり、我々もそれについては大きな期待をしている。趣味人とそこに商品を供給するメーカーとの対話は大事だと思うし、そのコラボレーションによりこの趣味自体が少しでも活性化してくれることを願わずにはいられない。

5/16 下記DX FishbarrelをWebサイトにアップすることに成功。どうせやるならそこまでやると良いというNickさんのアドバイスにしたがって、FTPの設定にチャレンジ。何回か試行錯誤の後、無事アップロードに成功。ずっと更新する訳ではないが、参考までにこんな感じである。

5/8 DX Fishbarrel遂に成功!昨年のGraylandペディでNickさんにご教示頂き、自分も是非これを使いたいと思って執念を燃やしてきたこのツールだが、半年以上掛かってやっと成功に漕ぎつけた。このツールは中波帯の9または10kHzステップの全周波数の入感状況を、ビジュアルに表示してくれるものである。なのでこれを見ると、どの周波数を狙うべきかが一目瞭然となる優れものだ。今日に至るまで随分苦労したが、成功させたことは大きな自信をもたらしてくれた。

・詳細はまた別途まとめて発表したいと思うが、とりあえず今はこの成功の心地良さに浸ると同時に、ここまでこの劣等生を面倒見て下さったNickさんに改めてお礼を申し上げる次第である。ちなみにこんな風に動くアプリケーションである。20秒に1回更新する仕様になっている。

4/18 Propagation Edition8に向けた決起集会をオンラインで開催。この時期に皆さんで集まって居酒屋で騒いで、原稿完成へのラストスパート気分を鼓舞するのが、ここ数年の行事となっている。しかしながら今年ばかりは、この状況では無理だろうと諦めていた。しかし半月前のオンライン飲み会成功で、これは決起集会もオンラインで出来るのではないかと思い始めた。そこで数名のお仲間で相談して準備をし、来れる方だけでも来てくれれば良いと、MLで参加を呼び掛けた。

・そうしたところなんと15名のメンバーの方が参加下さった。皆さんやはりこのイベントを楽しみにしておられたのである。板さんにZoomをご準備頂いて、ツール的にも問題なかった。そして式次第も概ね決めて(一人当たり5分のスピーチ)いたので、時間通りではなかったがトータル2.5時間と、普通の宴会程度の時間で収めることが出来た。シーンとすることもなくさりとて一人が発言を独占することもなく、円滑かつ和やかに進行出来たのはメンバー各位のバランス感覚の賜物と言え、実に素晴らしかった。

・勿論リアルで集まることが一番だが、今回は戸塚からすると遠隔地にお住まいの方数名も最初から最後まで参加出来たことを考えると、今後はリアルとオンラインを併用するのも合理的な運用方法と言えよう。そして先々は海の向こうのお仲間にも参加頂く・・・そう考えると怪我の功名と言おうか、新しい前向きな可能性が生まれたことは喜ぶべきことだと思う。

4/11 久々の茅ヶ崎バイクチョイペに出掛ける。緊急事態宣言が出て世の中のムードが暗くなるのも無理は無いが、自分でコントロール出来る範囲を超えて現状を心配しても事態は改善しない。時間は生産的に使うべきだ。そう考えて、シエスタ師に作って頂いたノイズ軽減型分電盤のテストも兼ねて出掛けることにした。出掛けるのはバイクだし、単独ペディだから他人との接触も無い。

・あいにく自分のバイクはミッション不良でドック入りしていたので、長女の原付で出掛ける。久々の原付はおもちゃみたいだ。でもそこそこスピードも出るし、海岸に行くのに何の問題もない。着いてすぐにK9AYを設置し受信を開始。分電盤の方も順調に稼動し快適である。

・コンディションもまあまあで、グアム3局の他オーストラリア、ニュージーランドも聞こえていて、19時正時まで聞いて帰ろうと思ったら、あろうことかのバッテリーが残量不足でシャットダウン。充電し損ねていたのか、これは計算外。まあ雨が落ちてきたりしてそういう意味でも危なかったので、18時半過ぎに撤収。DX的成果は無いが、時間を生産的に使おうという趣旨は達成し満足。

  

4/3 第1回DXerオンライン飲み会は大成功!一昨日シエスタ師に連絡を取った際ともに人恋しく、「オンライン飲み会でもやりましょうか?」という話になって即実行。その晩にオンライン飲み会ツール「たくのむ」(https://tacnom.com/) を実験したところ、実に簡単に使えることが分かった。で、取り急ぎ実験的にやってみようということで、騒動直前に飲み会を企画していて流れた宮さん、同じくオンライン飲み会を企てていた峯さんを誘ってやってみた。

・結果は上述の通り大成功!限りなく普通の飲み会に近く、時には大笑いしながら2時間を過ごせた。しかも飲み代は実に安く、帰りの電車の煩わしさもない。「禍い転じて福となす」ではないが、こんな事態にならなければ決してこのような飲み会を企画することは無かっただろう。また安全に外飲みが出来るようになったとしても、簡単に集まれる手段として活用されそうな気がする。

・モチベーションはやはり人と人とがFace to faceで語り合ってこそ盛り上がる。こうして限りなくリアルな集いを行なうことで仲間の士気は高まるだろう。4人程度の飲み会は上手く行くことが分かったので、次のフェーズはもっと多人数で上手にコミュニケーションをする方法だ。色々模索して行きたい。

2/29 昨年末よりNOMより依頼されていた、衛星テレビ受信用パラボラアンテナの解体をお手伝いしに伺う。メンバーは声を掛けて手を挙げて下さった、さわぽん氏とShinさんのご近所コンビ。バイクを飛ばして氏のお宅に到着すると、庭には噂の直径3mのパラボラアンテナが立っていた。住所をチェックする際にストリートビューで既に拝見してはいたのだが、実物はずっと大きく感じる。これをご自宅の転居に際して撤去して、そして環境の良いところ~特にOMが頭を悩ませていた携帯電話の基地局と周波数が競合しない地域~に設置して、改めて楽しもうという狙いである。

・解体はかなり体力を使う作業だった。というのも建てられたのが約30年前であり、ボルトナットの類が錆付いて容易には回らないのだ。無理やり回すとボルトの頭が潰れたり、どうかすると折れてしまったりする。その巨大なパラボラを支える支柱の解体もこれまた容易ではなく、とても素人が人力でやるのは無理との判断に至った。怪我したら大変だからである。

・そんな訳で昼食休憩を挟んで午前午後に行なった作業も15時過ぎには終了とする。普段肉体労働をやり慣れていないだけに、結構な疲労感を覚える。なのに完全にバラせなかったことが、大変心残りである。でもOMさんと仲間とでワイワイ作業をするのは、楽しい時間でもあった。

・最後にOMからはもう使わないからと、色々とお土産を頂戴する。Shinさんは短波誌、私は電波技術誌、そしてさわぽんさんはR-390A/URRである。別にそれを目的に行った訳ではないが、いくらもう使わないとは言え凄いゴージャスなプレゼントだ。それぞれ有難く頂戴して家路に着く。

   

2/23 茅ヶ崎ペディ解析の続き。それなりの強さで入っているのだがIDの取れない、しかし番宣やローカルショップらしきCMが聞こえる2局が諦めきれず、RealDXに投稿してネイティブDXerに聞いてもらう。その結果JOQR停波時に3CSとともに1134kHzで聞こえた局は2AD、また1098kHzで聞こえていた局は4LGであったことが判明した。前者はアナウンスされている番組がオーストラリアの2SMネットワークのものであり、この周波数でそのネットワークに属するのが2ADしかないことで確定。後者はCMが地元(Longreach)のバイクショップのものであり、ショップのFacebookから4LGにリンクが貼られていることからここも断定出来た。

・IDそのものが取れなくても、受信した局がどこかをこうやって確定していくプロセスは実に楽しい。CMをヒアリングするのは難易度の高い作業であり、ここはお互いにネイティブDXerの力を借りた方が良い(私もここ最近時々お手伝いしている)。それが自宅に居ながらにして、早ければ数分後に判明するのは大変な恩恵である。

2/8 久しぶりにレポートを5通書いてみる。下記の5局である。結構時間が掛かって疲れてしまった。オーストラリアはもう少し来るように思っていたが、ここ数年は殆ど返信を貰っていない。昨年Graylandで受信した数局にも出したが、返事はなしのつぶてだった。もうそうした習慣は殆ど廃れてしまったのかも知れない。いつもレポートを送る際に受信音を記録して同封している8cmCD-Rの在庫があと7枚になったので、ここまでやったら終わりにしよう。

1/13 昨日〜本日にかけて茅ヶ崎柳島キャンプ場で、第1回TDXC Conventionを開催。毎年年明けに実施している茅ヶ崎ペディに、今回はプレゼンその他の要素を加えて、Conventionとして構成してみた。これを思い立ったきっかけは、昨年出席したIRCA Conventionである。これに参加して実に楽しかったので、日本でもやりたいと思ったのだ。実際少し前から一部のお仲間とは、こうしたコンセプトのイベントをやりたいと話していた。9月に北山崎ペディの打ち合わせがあった際に参加した皆さんに提案したところ概ね賛同が得られたので、後日TDXC全体にもお声掛けしイベントとして企画・準備をした。そして実際に9名の皆さんにご参加頂けることになった。

・詳細は追って次号PROPAGATIONにてレポートしたいと思うが、実に楽しいイベントであった。最初にキャンプ場ならではのBBQから開始し、次にプレゼンター各位が情熱の全てを注いで作成してくれたプレゼンテーション。そしてアンテナのデモ(設置)を挟んで、近隣の海鮮料理店での会食。更には皆がBCLグッズを持ち寄っての手頃な価格でのお気楽オークションと宴会。そして仕上げは月曜早朝のDXペディション。この日はオーストラリアが絶好調で、今まで30回この地でやった中ではベストと言えるコンディションであった。一昨年取り損ねた918kHz4VL1125kHz5MU、鬼の居ぬ間の1134kHz3CS1242kHz5AU、更にはレアなチャンネル1494kHz2AYなど、かなり珍しい局が取れた。

・結果的には期待した通り全てが上手く行ったと思うし、想像以上に楽しいイベントだった。参加頂いた皆さんも大変喜んでくれた。企画者としては大満足であり、まずはこの心地良い余韻に浸りたいところである。