11/25 多分そうするであろうと思っていたが、今年もBlack Friday Saleで買い物をしてしまった。昨年も購入したAirspyのVHF/UHF帯SDR/R2である。今年Eスポシーズンに使用してちゃんと使える機種であることは分かったので、来年は海外FM全帯域88~108の20MHzを丸録りしたく、もう1台追加したという訳である。今シーズンは叶わなかったが、来シーズンこそはフィリピン・香港・マカオ・グアム・サイパン・・・のFM局を受信したい。中波における北米東海岸とはまた違った種類の夢である。

11/23 昨日までの2泊3日で、ここ数年の行事となっている岩手、北山崎ペディに参加。今年は日程の関係で北海道組とこちらとに分かれたのと、常連メンバーが諸事情で参加出来なかったこともあり、参加者5名で開催。しかし北海道組や待機組も交えてLINEでリアルタイムに情報交換しながらやっているので、大勢感があり賑やかである。
・さて今回の最大の成果は北米東海岸局、1030/WBZ(Boston, Massachusetts)の受信である。北海道組より入感の報を頂きリアルタイムに狙い、そして後から解析したところ、北山崎組でもIDが確認出来たという訳である。私的にはBCL復活後の最大の目標であっただけに、遂に達成したという爽やかな喜びに包まれる。最初「カリフォルニアさえも弱い悪コンディション」と思ったが、実際にはそれこそが最大のチャンスだった訳である。
・解析途中なので何とも言えないが、ここまで聞いた範囲ではWBZ以外の珍局はキャッチ出来ていない。リアルタイムに聞いている最中も不調であり両日とも18時前には切り上げて、後はひたすら宴会であった。特に20日は現地在住SOMが差し入れて下さった沢山の銘酒(写真参照)を賞味しながら、大笑いのまま眠りに堕ちた。19日は盛岡に前泊してくりもっちゃんと二人でささやかな前夜祭をやったので、三夜連続お仲間と楽しく語らえたのも成果であろう。詳細は次号~記念すべき通巻10号の~PROPAGATIONの記事として掲載される予定。

10/10 BCL復活後の受信音記録媒体はMDだったが、SDRの時代突入とともに実質的にその役割を終えていた。と言うか気が付くと、世の中全体としてMDは既に過去の媒体となってしまっており、このまま放置しておくと再生も編集も出来ない状況に陥る。実際困るのはPCとの親和性の悪さである。早めに音声データとしてPCで加工出来る形式にして取り込んでおかねばならないと常々思っていた。
・遂に本日その作業に着手。やってみると大したことはなく、半日で約50枚のMDデータの取り込み作業を終えることが出来た。同じことでどうしようかと思っている方もおられるかもしれないので、これはPROPAGATION記事のテーマとして備忘録的に書き残しておこう。

9/23 さあいよいよDXシーズンイン。久々ペディに行きたくなり、お仲間と共に1年ぶりの太東埼に。コロナ禍が未だ治まっていないとあり、昨年同様各自の車で現地に向かう形を取る。出発直前に渋滞状況を見ようとGoogle mapでチェックすると、意外なルートが案内される。そうだ、私の地元に東名のスマートインターがオープンしたのと、首都高神奈川7号線が延伸し東名と繋がったことで、思いも寄らなかったルートが新たに生まれたのだ。、これは是非走ってみたいと、早速そのルートで出掛ける。これが実に早く、アクアラインを越えて千葉県に入るまでが丁度1時間だった。ノンストップなら2時間で着きそうな勢いだった。皆さん非常に集まりが良く、言い出しっぺの私が15時半頃集合と伝えていたにも関わらず、15時前に私以外は全員着いておられたとのことで、無線で皆待ってるよとプレッシャーが掛かる(笑)。
・今年もソーシャルディスタンスを取るということで、各自の車内或いはレジャーテーブルを表に出して受信。この日は夏日で私は車内ではとても聞けず、レジャー椅子を並べて聞く。ただせっかく会えたのだからと受信はSDRとPCに任せて、もっぱら皆さんと会話して回る。オンラインではちょくちょく話していたが、やはりリアルに話すのは楽しい。ゲスト参加のOさんはUltralight仕様のポータブルラジオとAN200の組み合わせで1700kHzXEPEからのオールディーズの堪能しておられた。こういうのもなかなか良い。

・19時まで聞いて撤収。帰路は一斉に帰るので、ずっと430でラグチューしながら帰る。また無線を持っていないH氏は、ハンディ受信機の周波数を交信チャンネルに合わせて聞いて帰っていた。いずれにしてもこれで一体感が保て、若干渋滞したアクアラインも苦にならず、楽しみながら帰宅。結果はこれから解析するが、良かろうと悪かろうとこの楽しさならば悔いはない。

7/31 PROPAGATION Edition9の発行祝賀会をオンラインにて開催。昨年もオンラインで、来年はリアルに出来るだろうと思っていたが、残念ながらそうはならなかった。今シーズンは丸一年リアルな活動が制限されたので、ネタも先細ってしまうのではと懸念していたが、結果的には今年も18名の執筆者と200ページを超えるボリュームとなり、それは杞憂に終わった。
・17人のメンバーが一堂に会して各々近況報告や祝辞を述べ合うが、時節柄ワクチン接種に関する話題が多くなる。そして皆さん、早くも視点は次号~節目であるEdition10に移りつつある。来年の祝賀会こそはリアルに出来るだろうし、今からそこでの様々な趣向が語られて楽しい。そんな話をしていたらあっという間に4時間経過。名残惜しくもお開きとなる。

6/28 1日遅れたが、このHPも昨日で丁度満20年を迎えた。見よう見真似で作ったHPで、最初の数年はログを掲載したり、QSLや受信音をアップしたりしてアクティブだったが、その後はDiaryと随想をたまに更新するだけのページに成り下がってしまった。それでも20年間続けてきて良かったと思う。ここに色々書いたのを読んでメールを下さった方々のうち何人かは、長年のお付き合いとなる親友となった。このサイトを作らなかったら、そうした素晴らしい皆さんと出会うことは無かっただろう。そう、ここを作って一番良かったことは、素晴らしい友達が出来たことである。そう思うと、HPを作ろうと思った自分の気まぐれに感謝せずにはいられない。またこの特にこのDiaryは、自分にとっては20年間の懐かしく大切な想い出が詰まっている。ここを読み返すとそれぞれの楽しかったシーンが克明に思い出され、幸せな気分に浸れるのだ。
・ブログ型式が主流の中でコメントも付けられない一方通行の情報発信であり、かつ20年間デザインは変わらず、ISPが変わってアクセスカウンターもメール送信機能も消失してしまい、最近ではソフトのバグなのか見え方もおかしくなっている。辞めたいとは思わないので、ここらで一念発起して新しいツールに変えてリニューアルしたいとは思っている。日本の民放AM放送もあと数年でその殆どがFMに移行することが確定した。同じ動きは他国のAM放送にも波及して、海外中波DXが楽しめるのもそう長くはないだろう。楽しいと思える間は続けるだろうし、このサイトも続けて行くだろう。

6/19 シエスタ師、しんぞう先輩と3人でオンライン飲み会。今日は天気が悪く何も出来なかったので、せめて一杯飲んで話したいと思い、突如お誘いしてお付き合い頂いた。取り立てて議題などなくても、話し始めるといくらでも話すことは出てくる。まずは何と言っても、しんぞう先輩が八丈島で受信した南米局の話。これがたまたま好コンディションに遭遇したということなのか、それとも八丈島が南米中波DXに適した地なのかはサンプル数が無さ過ぎて判断出来ないが、基本的には前者のような気がする。大嵐の天気予報を押して一発勝負に賭けた、先輩の大勝利と言って良いであろう。断行力の重要性を改めて感じる。
・シエスタ師からは最新のモバイルバッテリー事情、PERSEUSデータを他のアプリケーションで再生して長波を聞く話(これはビックリ!)、co-channel cancellorの原理解説等々、例の如く様々なtipsを頂戴する。私は前日のチョイペでの不具合について相談する。そこから派生して、SDR全般そしてそのソフトウェアの話題に移るが、このようにオンライン飲み会と言っても実に興味深い話題が満載だ。
・BCLの話題のみならず、最後は仕事の話にもなった。その話も実に勉強になった。私自身としてはgiveよりもtakeばかりになってしまったが、大変有意義に過ごさせて頂いた。昔良くシエスタ師とは品川のロイヤルホストでランチオフをやったものだが、やはりこうした会はどんどんやるべきであろう。

6/18 夏至前最後のチョイペに出掛ける。18時過ぎに出発し18時半着。急いで機器をセットし、18:45よりワッチ開始。その瞬間に雨粒が当たって、ちょっと焦る。幸い何とかもって、30分でワッチ完了。今日はなかなかのコンディションだったようだ。1017で聞こえたこの音声はトンガではないだろうか。同局だとすると、茅ヶ崎で聞いたのは初めてになる。その他のチャンネルでそこここでAUSやNZL局が聞こえた。19時半には撤収を終え、20時には帰宅。撤収時点では再び雨がパラつき始め、PCやSDR、スマホなど精密機器ばかりだけに雨だけは困る。2時間で完結する、実にコンパクトなペディだ。

・しかしながら残念だったのは、少し記録していたら何故か音声が変になったしまったこと。声が認識出来なくなり、キーキーした音になってしまった(上記推定トンガの音声の21秒から後のような状態)。何故こんなことが発生してしまったのか?個体不良だろうか?PERSEUSで音がバタつく悩ましい現象が発生することがあったので、今後はメインリグをDiscoveryにしようと思っていたのに困った問題になった。どなたか同様の現象を経験された方がおられれば、アドバイスを頂戴したいところである。原因を究明して解決せねば・・・。

5/29 久々茅ヶ崎柳島海岸にチョイペに出掛ける。本当は先週行こうと思ったのだが、飲み会があったりして疲れて昼寝してしまい行けなかった。現地に到着するといつものスペースに建設用の重機や資材が置かれていて、今までと様子が違う。本格的に護岸工事が行われているようで、到着した17時前に丁度終わって引き上げているところのようだった。とりあえず邪魔にならない場所に陣取り、アンテナやSDRのセッティングを開始する。
・いつも通り18時時点では弱く、19時に向けて信号が強まって来る。結構な数のチャンネルでオーストラリア英語が聞こえるのだが、どれもこれもIDが取れない。もう少し強いと取れるのだが・・・残念。19時まで聞いて速攻で撤収。茅ヶ崎はまん延防止措置の地域であり食べ物屋は20時にクローズしてしまうので、ラストオーダー19時半と言われても間に合うように急いで帰路に就く。

5/22 先週とはまた別のお仲間と6人でオンライン飲み会。最近本来業務以外の業務を負うことになりお疲れ気味の甲斐氏を励ますのが主旨である。こちらのユニットは2015年のレジャーペディ以来のお付き合いであり、DXや技術といった趣味本来の話題というよりも、もう少し幅広くやわらかい世間話で駄弁る気の置けないお仲間である。今回も「ゲス飲み会」と称して(笑)、極めて下世話な話題も交えて楽しくトーク。
・先回の決起集会に参加出来なかった甲斐氏も饒舌に楽しんでいて、元気が確認出来てホッとする。何せ話題はゲスなので、会は度々爆笑に包まれる。このメンバーには何の警戒感もないので、どんなにバカげた話題でも何でも話せる安心感がある。準備した簡単なつまみを賞味しつつ適度な酔いを感じて、リラックスした至福の時間は過ぎてゆく。19時に開始して、結局終わったのは23時であった。コロナ禍の試練は今しばらく続くだろうが、お仲間とのこうした交流は実に簡単な上に楽しい。悩ましい日々を乗り越える意味でも、色んな皆さんと沢山設けたい場である。

5/15 調達したAF-4の設置を実施。現状GPアンテナを立てているマストにこちらも装着。計算した通りに上手く設置出来て、同軸ケーブルの引き込みも、すっかり慣れてスムーズに引き込める。そしてTVブースターを通して、SDR受信機R2に給電。専用アンテナとブースターのお陰で、電波は強力に入っている。これからEスポの出た日にどんな局が受信出来るか、今から楽しみである。

・夜はシエスタ師、しんぞう先輩、峯さんと4人でオンライン飲み会。いつもの無料ツール「たくのむ」を使用するが、こちらは画面共有の機能も加わって、Zoomなどの有料ツールに近い感覚で利用できるのは有難い。ここで一緒に地図を見ながら新たなペディ地を検討したり、受信出来たDX局の伝搬ルートを検証したりと、なかなか有意義な使い方が出来るのだ。勿論そうした真面目な話のみならず、バカ話も楽しく時に爆笑。嫁からは随分はしゃいでいたねとからかわれる。3時間ほど楽しんでお開きに。

5/9 色々と注文したものが届き始める。アクティブホイップアンテナは、~30MHzとなっているが、基本的にはEスポペディ用のアンテナとして調達したもの。この先端に実測値M4のオスねじと蝶ナットがついていたが、ここに注文したロッドアンテナをつけてみた。同じくM4のメスになっていたので、ひょっとしたらどんピシャリかと思ったら、本当にそうだった。1.2mのロッドアンテナが伸びて満足。造りは荒くアンテナとしてのパフォーマンスは未知数だが、とりあえず気軽に遊んでみよう。

・ 併せて、少し前にやはりEスポDX用に日本アンテナのAF-4という4素子の八木アンテナを購入していたが、先日FBで見たのだがBちゃんの使っているアンテナがまさにこれだった。Bちゃんの上げていた動画は、フィリピンFM受信のものだった。Bちゃんに連絡を取ると、「これにブースターをかませると最強だよ!」とアドバイスしてくれて、ご自身の使っているブースターをPayPayフリマで調べて送ってくれた。そこまでされるとこれは入手しない訳にもいかず、速攻で購入して本日届いたという訳である。Bちゃんイチオシなので、近々にAF-4とともに設置しよう。

日本アンテナAF-4
YAGI VIDEO/FM BOOSTER VTR^W35

4/24 お仲間との久々のリアル行事、チョイペを開催。場所はアクセスしやすいいつもの茅ヶ崎公園。残念ながら駐車場の開場時間が21時までが17時までに短縮されてしまい、ちょっと不便に。そこで私はバイクで向かうことにする。他のお仲間はクルマ(近隣の駐車場に駐車)及び電車&徒歩で来場。
・皆さん各々興味関心事は異なるので、フリラのくりもっちゃんは午前中から、アマチュアのShinさんは昼前に、私は15時前に、宮さん・いかさんは夕刻のDXに間に合うように到着。考えてみるとこのメンバーでリアルに顔を合わせるのは昨年11月の北山崎ペディ以来だし、いかさんに至っては9月の太東埼以来だ。しかしZoomで会ったり無線で交信しているせいか、全然久々という気がしないのは不思議なものである。私は本当はEスポでのFM-DXもやりたかったのだが、アンテナが間に合わず今回は見送り。リアルに会うと色々刺激を受けるが、今日は宮さんの箱庭のようなペディション用ボードが実に面白かった。

・全員揃った頃にTDDFアンテナを張って聞き始める。フェイドインは18時を回るので、しばらくはのんびりと駄弁っている。少しするとワッチしていたShinさんが、「1440は多分Kiribati」と知らせてくれる。そこで聞いてみると、確かにこの聞き慣れない言語は以前受信したあの言語だと思う。そうして18時半に国歌でs/off。言葉は分からないが、国歌でKiribatiであることを確認。コンディションは今一つでオーストラリアもどこも低調だったが、ここが聞けたお陰で十分報われた。

・その後奥さんと合流したいかさんを除く4人でファミレスで夕食。時節柄慎重にならざるを得ないが、短い時間を惜しむように色々話して解散。こうしたイベントはマスク着用とソーシャルディスタンスで十分留意し、もう少し短いインタバルでやりたいものだ。

4/10 毎年恒例TDXCのPropagationに向けた決起集会をオンラインで開催。昨年同様リアルは厳しい状況であったので、2年連続でオンラインである。今年もゲストを含め10数名が参加し、近況報告と次号に向けた決意の程を述べ合う。やはりこれだけ人数が揃うと、話題が豊富で実に面白い。執筆予定内容は定番のペディ・イベントレポートに加え、業界人インタビュー、工作、書評、技術・歴史研究、無線等バラエティに富むが、これらの話を聞いていると刺激を受けて色々行動したくなる。そんな訳でシエスタ師の絶賛を聞いて買ってしまったのがこの書籍。やっぱりラジオの製作本は眺めているだけで楽しいものだ。

・この会で皆さんからまたエネルギーを頂くことが出来た。さあ、記事のフィニッシュに向けて、これからスパートしよう。

4/4 アマチュア無線50Wでの運用を開始。例の如くTDXCのお仲間にお付き合い頂き、夕食後からQSO。5Wでも既に板さんを除く皆さんとは繋がっており、課題は板さんとの交信であった。幸い430では問題なく繋がり、電波での会話を楽しむことが出来た。ところが問題は144。会話するにはかなり厳しい状況であった。これまではもっぱら430で繋がらなくても144では繋がっていたのが、今回は逆である。なかなか難しいものだ。まあまさに緒に就いたところなので、これからゆっくり研究していこう。

4/3 楽しみにしていたDXerU氏とのテニスのプレーを実現。U氏は都内勤務が決定した時点で、未だテニスを続けているのなら是非誘って欲しいと連絡を下さったのだ。毎週やっている私は大歓迎で、早速にこの日を設定しお迎えしたという訳である。しかし出来る人は何でも出来るものである。DXerとしての実力、ユニークな人柄、本業(仕事)での実績等どれも素晴らしい方だが、テニスのプレーも素晴らしかった。徒に年数と回数だけを重ねている私とは違うきれいなフォームの余裕のあるプレーで、多分そうだろうと思っていたがやはりそうだったかという感じである。
・BCLとテニスという二つの趣味を共有しているお仲間は板さんに次いで2人目であり、多分に同じ価値観を共有しているのではないかとご縁を感じる。対戦相手のレベルとしてはきっと物足りないとは思うが、健康増進・ストレス解消のテニスのパートナーとして、これからも遊んで頂けることを願っている。

4/1 申請していたアマチュア無線の変更局免が届く。これで大手を振って50Wでの運用が可能となる。昨夏に復活してから、とうとうここまで来てしまった。これからどう展開するか楽しみだ。
・シエスタ師のご指導を仰ぎながら進めていたマルチノッチフィルタが完成し無事稼働。ノッチポイントを探すのはクリティカルで微妙な調整が必要になるが、ポイントを発見して実際に減衰した時の快感は大きい。今回作ったのは594/693/954/1134の4チャンネルだが、これに810/1242/1422も追加した7チャンネルバージョンも作ってみたいと思い始めた。

Notch onにするとS9+40dBが
S8~9に減衰するJOAB

2/28 昨日、本日とNASWA(North American Shortwave Association)のWinter SWL Festにオンライン参加。僅か5ドルで北米名門DXクラブのカンファレンスを視聴できる絶好の機会であり、躊躇なく申し込んだ。私の参加していた時間帯で一番多かったのは160人くらいだったので、200人近い方が参加していたと思われる。難点は時間帯。アメリカ東海岸の開催で時間を組んているので、日本時間では深夜3時からの開演となる。目覚ましを鳴らして起床しPCの電源を入れ、時に寝落ちしながら視聴。
・一昨年に参加したIRCA ConventionがMWDXにかなりフォーカスした内容であるのに比べると、こちらはもう少しBCL全般という感じである。そんな中で私が注目したのは、同じく一昨年に参加したGraylandでのDXペディションの中継。プレゼンターはその時もご一緒したBill Whitacre氏。今回は話題のSDR RX-888を使って実際の受信の様子を中継してくれる。774kHzNHK秋田が強力で感激。もう一つはオーストラリアのDXer Mark Fahey氏のシャックからの中継。ALA2機にパラボラ7機というアンテナ群と、洗練された広いシャックは羨ましい。

・この他Dan Robinson氏のPremium Receiversなども興味深かった。元箱付きRF-9000はまさにレアもの。眠かったけれども良い時間を過ごせた。ご教示くださった尾原さんに感謝。

2/21 不調に陥っていたALA-1530が無事復活。不具合に気付いたのはConventionの前日なので1/9のようである。PERSEUSの実験をやろうと思ってALAの電源を入れたが、増幅しなかった。その時は時間もなかったのでそのまま一旦放置し、原因究明に取り掛かったのは今週に入ってからである。昔もヒューズが飛んだことがあったので、まずそこをチェックすると切れていた。そこで替えのヒューズを買ってきて交換したが、やはり増幅しない。と言うか今一度チェックするとまた切れていた。これは何かおかしい。そこで例の如くシエスタ師に連絡し状況を説明し、ご助言をお願いする。
・師よりはまず同軸を外してコントローラー単体で電源を入れてヒューズが飛ぶかどうか確認すること、そしてコントローラーから出ている電圧を測るように指示を頂く。この状態ではヒューズは飛ばず、また電圧は13.25Vだったので、コントローラーは「シロ」との判断であった。であれば問題は同軸(フィーダー)で、こちらでショートが起きているのではないかとの診断であった。果たしてコネクターの導通試験を行うと、心線と網線との間で導通があった。すなわち師匠の診断通り、ショートしていた訳である。心当たりとしては強風の影響だろうか、給電点での同軸が引っ張られたような状況になっていたのでここが臭い。

・という訳で本日一旦フィーダーを外し再度接続し直したところ、ALAは無事復活。勢いよくメーターが触れて、ガンガン受信出来るようになった。と同時に気付いたのが、安定化電源が出すノイズ。無線機導入に際して容量の大きいスイッチング方式のものを設置したが、懸念はしていたのだがこれが大きなノイズ源になっていた。まあ今まで使っていた電源をそのまま使えば良く、両方同時に使うことはないので実際には問題ないと思うが、やはりトランス方式の方が良かったようである。

2/20 私が3アマを取ったことに気づいたNGO先輩からメールを頂戴したのがきっかけで、オンライン飲み会を開催。せっかくだからと何人かお仲間に声を掛け、シエスタ師、宮さん、いかさんにもご同席頂く。会場は今回はフリーツールの「たくのむ」。
・初対面の同士の方もいたが、きっかけとなったアマチュア無線の話(アンテナ、FT8)に始まり、電子工作談義(マルチノッチ)、そしてDXer噂話など、共に盛り上がれる話題はいくらでもある。NGO先輩は京都在住でこれまではなかなかお会い出来なかったが、オンラインミーティングツールが一般化して頻繁に飲めるようになったのは、思いもよらない僥倖であった。という訳で気持ち良く酔っ払って3時間でお開きに。

2/14 未だ修了試験の結果も出ていないが、フライングでRXを購入。YAESUのFTM-7250Dという50Wのモービル機だ。現時点ではHFに出ようという考えがなく、であればリーズナブルなモービル機+安定化電源が最適と考えた訳である。近々にオンエアして、お仲間と楽々QSO出来る日が楽しみである。

2/13 BCLではないが、今年の目標の一つであったアマチュア無線三級の短縮講習会に参加する。会場は東京巣鴨のJARD。最初は試験を受けて取得しようと、昨年末「完全マル暗記」を購入して勉強していたが、「法規」の部分は順調だったのが「無線工学」に入ると今更「フレミング左手の法則」とかを学び直すのが何とも億劫に感じられ、意欲が萎えてしまった。調べると講習会受講料には無線従事者免許申請手数料も含まれており、効率を考えるとこれがベストであるのは間違いない。なので試験は諦めて、講習会に切り替えたのだ。
・色々と噂には聞いていたが、確かに本当に受からせるための講習会であった。講師の話は面白く、合格させるためのスレスレのトークはまるで漫談のようだ(笑)。勿論真面目な講義もあるがそれは興味のある分野なので退屈せず、居眠りすることも皆無だった。まああれだけやってくれれば、ほぼ全員合格するというのも頷ける。

・いずれにしてもこれで昨年末に決めた目標をクリア出来そうであり、近隣のお仲間ともV/UHF50Wで繋がれそうである。早速機器を調達する予定であり、オンエアが今から楽しみだ。
・夜は某DXerにZoomでインタビュー。「PROPAGATION」の「OM探訪」である。久々の再会であったが相変わらず面白い方であり、2時間があっという間に過ぎる。ある方のDX lifeにフォーカスして話を伺うのは実に面白く、前回はコロナ禍で見送ってしまったが、「OM探訪」は私のライフワークなのかなと改めて感じる。

1/18 先日の単独ペディの解析を地道にやっていたら、思わぬ局が入感していることが判明した。西オーストラリア州Kununurraの693kHz,6WRである。Popsが掛かっていたことからてっきりいつもの4KQだと思い、それでもIDを取ろうと正時以外で信号の強いところを探していたら、思わぬコールが聞こえたという訳である。しかも西オーストラリアと聞いてPerthのような南西部を想像したら、Kununurraは何とオーストラリアでも北端、チモール・インドネシアに近い位置であった。この日はインドネシアやインドシナ方面の局が良く入っていたのでこの方面が開けたようだが、まさかこんなところが入っていたとは。改めてDXという意外性の高い趣味の楽しみを感じた。

赤のマーキングがKununuraの位置

1/10 2回目となるTDXC Conventionを開催。発起人として既に10月時点で、恒例となった成人の日を含むこの年明けの日月を日程としてお伝えしていた。但しその時点でもコロナの状況がどう転ぶか分からなかったので、予めオンライン参加とハイブリッド参加(オンラインとリアルの両方)という、二つの参加方式を選択肢として提示してあった。どちらで参加するかの最終判断は12月末としていたが、最悪オンラインオンリーでも開催は可能なので、必ず開催することに決めていた。
・そうして迎えたこの日。楽観はしていなかったが、さりとて緊急事態宣言の発出までは想定していなかった。大半の方は大事を取ってオンライン参加を選択し、またハイブリッド参加の予定だったお二方もよんどころない事情でオンライン参加に変更されたので、ハイブリッド参加は私一人となった。しかしこれも想定の範囲内だったので、自身は予定通りに動いた。
・オンラインであっても限りなくリアルに近く、大いに楽しめたイベントであった。Zoomがコミュニケーションツールとして一般的になってきた今では、プレゼンテーションがZoomでも全く違和感はない。夜からの宴会&オークションの部も、リアルのときと違わずオンラインでも盛り上がった。ペディションの部もリモートを使ってバーチャルに一緒にやりたかったが、こちらは準備不足で体制が整わず。しかし有志何人かはやはりZoomを使って、「ROK技術倶楽部」の受信をバーチャルに一緒に楽しんだそうだ。詳細は次号PROPAGATIONで報告したいと思うが、リアルイベントが心置きなく出来るまでは、あらゆる手段を駆使して楽しみを追求してみたい。

プレゼンターの一人は雪深い新潟から講演
オークションもリアルと変わらず楽しい
第三部は単独参加。一人でキャビンを占有