12/26 この日は楽しみにしていたTDXC忘年会。今年も8名(板さん、アミーノさん、Miyaさん、S山師、さわぽんさん、いかさん、Shinさん、私)の仲間が、横浜の粋な飲み屋街「野毛」に集合。まずは板さんお勧めの飲み屋であんこう鍋を肴に大いに飲む。しかし飲みながらも、先週工作会で作り直したPL-380Ultralight DXバージョンのインダクタンスを再度測定。皆が同じようなラジオを持って集まり、居酒屋のテーブルでドライバーで蓋を開けて測定器で測定している姿は何とも異様だ(笑)。私などLCRメータの電池が消耗しているのを見ると、素早く近隣の百均に006P型9V電池を買いに走る。Shinさんは秋の外房ペディのログや来期に向けた会誌のレジメを配布してくれる。飲むだけに留まらず、DXサークルらしくてなかなか宜しい。

・次の日が早いさわぽんさんは一次会でリタイアしたが、残りの7人は次の店を求めて野毛の街を彷徨う。さすが、街はすっかり忘年会モード。人通りが多く、店に入りきれない人が外のテーブルで飲んでいる。この時期にしては寒さは緩いが、そこまでして飲みたいのか?そんな訳でゆっくり歩いていたお陰で、「毛沢東もビックリ!」「楊貴妃も腰抜かす!」のキャッチで有名なラーメン屋「三陽」のマスターが「高倉健のライバル=なま倉健」であることは今回初めて知った。当サークルにも似たような名前の「いた○健」さんがいるが、彼らのライバルとして頑張って頂きたいものである(笑)。

・さて、店の方は「ハマの水先案内人」板さんが奔走して下さり、無事カラオケスナックに入ることが出来た。オッサン二人が加入し、TDXCも二次会はカラオケという図式が定着しつつある。で、歌う曲と言えば「勝手にしやがれ」だの「22才の別れ」だの、70~80年代の古い歌謡曲ばかりである。獲得した点数に応じてビデオのモザイクが外れるエロカラオケというのも野毛らしい(笑)。今回は私がHiromi Goの「哀愁のカサブランカ」で97点のハイスコアを叩き出したが、残念ながら全てのモザイクを外すことは出来なかった。名誉会員S山師は店の女性とデュエットしたり口説くようなクサい台詞を吐いたりしてナンパ師ぶりを発揮。皆個性があって面白い。

・終電のタイムリミットが近づいて、三々五々に別れて行く。最後残ったJR組(Miyaさん、Shinさん、私)は、桜木町の駅前で各自のPL-380で、自宅では聞こえなかった東京マーチスを受信。UltralightDX化したのに聞こえなくて口惜しかったが、これで溜飲が下がった。最後もワッチで締めくくった2015年であった。

12/20 近隣のお仲間で工作会を開催。本日のお題は「Ultralight DXing」である。師匠のご指導の下一応作ってはみたものの、果たしてこれで合っているのかが良く分からなかった。それはフェライトバーの個体差が大きく、リッツ線の巻数が同じでもインダクタンスが異なるらしいということが分かったからである。以前アンテナの師匠にも、「アンテナ工作をしたいならLCRメータくらい買え」と言われた。で、今回はメーターを所有している板さんのお宅にお邪魔して、各自のアンテナのインダクタンスを測って貰い、外れていたら直そうという趣向である。

・ランチ工作会という訳で、昼間からビールなどを飲みながら景気をつけて開始。で、早速測定して貰うと、本来350μHでなければならないインダクタンスが540もあった。こりゃ全然外れだ。で巻数を減らしながら測っていき、規定のインダクタンスになったところでテープで留めて、再度アンテナ線を半田付けし終了。

・飲みながらの工作は楽しかったし、色々話しながらやると勉強になる。各自が持つ工作ノウハウは大変参考になる。これはまたお題を決めて再度やりたいものだと思った。

12/13 1週間前の写真との違いにお気付きになるだろうか?そう、傾いている~先週に強風が吹き、ヤバイなと思っていたら案の定、アルミマストはマストホルダーのすぐ上で折れ曲がってしまった。やはり4mもの長さのマストは支えきれなかったのだ。で、隣宅に迷惑を掛ける前に素早く撤去。アンテナ移設計画は敢え無く頓挫。どうするか考えよう。

12/5 ここ数年やろうと思っていてなかなか出来なかったアンテナ移設を実行。ここ数年すっかりノイズが増えてしまって、自宅で聞く気が失せていたのだが、この対策としてノイズ源から離すことを考えていた。既に7月には取付金具を設置していたのだが、夏が終わるのを待ったりその後は休日もせわしく動いていたので、なかなか実行に移せなかったのだ。これまでベランダのある南壁面に設置していたのを、真逆の北壁面に移設。南側は電柱やトランスもあったが、ここからはかなり離すことが出来る。北側には何もない。さあ、果たしてノイズは減ったのだろうか?

・取り急ぎ聞いてみた範囲ではノイズが多く、DX局が聞こえる感じてはない。しかしこれからコモンモードフィルタやアース、そそてガルバニックアイソレーターを追加して、どの程度ノイズをキャンセル出来るのか?そして再び自宅でDX局が聞こえる環境になるのか?これからチャレンジを続けてみよう。

11/23 昨日~本日に掛けて、楽しみにしていた初島ペディに参加。メンバーはいかさん、Miyaさん、Shinさんというレギュラーメンバーの他、宿泊ペディ初参加の甲斐さん、そして幹事板さんの6名である。そもそも初島という場所からして本気でDXしようという気は無く、コンセプトは「レジャーペディ」だ。詳細は別途板さんがレポートして下さると思うが、私的にはBCL、グルメ飲み会、そして大好きなテニスまで出来たというまさに至福の時であったということだけ報告しておく。

11/14 TDXC「BCL遠足」として「横浜旧軍無線通信資料館」を訪問する。参加者は今回この資料館の存在をご教示下さったUOM、音頭を取ってくれたShinさん、そしてMiyaさん、いかさん、さわぽんさん、私の6名である。場所は我々TDXCのまさに隣組と言っていい横浜市瀬谷区にある。私の家から車で15分ほどで、今まで散々通過していた街道のすぐそばにある。まさかこんな近所にこんな資料館があろうとは・・・ということで興味津々でお邪魔してきた。

・閑静な住宅街の一角、外見は全く普通の民家の中に資料館はあった。土居館長に歓待頂く中、6人のメンバーは資料館に入館。そこは・・・おお、大変な数の展示物である。ご自宅の1Fの大部分を展示スペースに充当し、ショーケースの中に展示物は納められており、ここが瀬谷の住宅街であることを忘れる。そして土居館長自ら、大変熱を込めて展示物を解説して回って下さった。軍用無線機と聞いてずっと舶来ものを想像していたが、考えてみればこの時期は全て国産である。「当時の国産通信機は非常に優秀であり、海外製品と比較して遜色ないレベルにあった」という解説を伺った。私が聞いていて気になって仕方なかったのは、重たい通信機を車でなく馬で運んでいたという事実、そして電源は手回しか発発であったとのこと。大変な思いをして通信をしていたのだろうという、当時の通信兵の苦労ばかりがしのばれた。

・2時間ほど見学してその後コーヒーを頂きながらの歓談タイムとなったが、私はまた別の予定がありここで中座。何故氏が軍用無線機に魅せられたのか等々お聞きしてみたいことが沢山あったのに、残念この上ない。また機会があればお邪魔してみたいと思う。アレンジ下さったShinさん、有難うございました。

・今回は近隣の貴重な資料館の見学だったが、こうした「オフ会」「ペディ」以外の行事はBCLを更に楽しくしていく上で実に重要である。これからも「工作会」「送信所見学」「ジャンク市参加」等、バラエティに富んだ活動を実施していきたいと思う。考えてみればUOMと知り合ったのは氏がPropagationをご覧になってShinさんにメールを下さったことがきっかけとなっている。UOMもご近所の隣組だ。ご近所サークルを作って良かったと思うし、Propagationを媒介としたお付き合い、世界の広がりを実に嬉しく思う。

Webサイトはこちら。見学は予約制となるので注意されたい。

10/31 本日はTDXCの本拠地、戸塚での飲み会。最近お仲間に加わって、先月も外房ペディに参加された「甲斐さんと語るDXerの夕べ」というのが本会の趣旨である。今回はメインの甲斐さんに加え高崎よりスペシャルゲストのFさんにもご来場頂き、11名と大賑わいとなった。初めての方もいたのでまた自己紹介タイムを取ったが、笑ったのがFさんの自己紹介。「戸塚」つながりって、あの「戸塚さん」にクリソツだったとは!これからは「校長」と呼ばせて頂こう(笑)。また板さんはかのロス疑惑(古っ!)のあの方の後輩とのことで、「戸塚」もなかなか味わい深い。

・今回の会場「きたろう」はもう数回来ているが、飲み放題がセルフサービスだったのは初めて知った。調子に乗ってビールサーバーから注ぎまくり、へべれけに酔ってボルテージが上がる。例の如くShinさんがICレコーダーに録音していたが、私などそれを手に取って暴言吐きまくりだった。絶対外には出せないし、そもそもこの飲み会を座談会として編集するのは不可能だろう(笑)。

・10人もいると話す人が偏るので、意識的にフルーツバスケットをしてなるべく大勢の方と話す。そうして気分良くなって、二次会のサントリーバー「ザ・サラリーマン」に向かう。絶対に「ザ・ガードマン」のパロディだと思うが、マスターに聞くのを忘れた。しかし一次会でしこたま飲んだせいか、ここで何を話したのかあまり記憶がない。二次会解散後有志3名で締めラーまで繰り出して何故かラーメンを食べている写真が残っているが、写真を撮った記憶がない。電車で寝過ごすのはしょっちゅうだし(昨日は湘南台終点なのでセーフ)最近我ながらヤバいと思う。

・そんな訳でメチャクチャ楽しかったが、日曜午前中は酒が残って朦朧としていたのは言うまでもない。

10/26 超今更ジローになるが、PL-380(S-800)のアンテナ改造をやっと終えた。決して難しい工作ではないのに、億劫がってなかなか着手出来なかった。交換するバーアンテナを支える架台の製作が大変であると感じたことが最大の要因だった。先に取り組んだ諸先輩方には色々なアイデアがあったが、その中で一番良さそうに思えたのは、さわぽん氏の使用された部材であった。大変スマートで工作が容易で、安定感もあるように感じられたのだ。で真似して購入したのだが、涼しくなる今までやる気が起きなかったのだ(結局そこか)。

・いざ着手すると楽しくて、後半はスイスイ進んだ。まずまずの出来栄えのように感じる。肝心の受信感度だが、ベランダに出て聞くと、630で英語が聞こえる。Guamか、AUSか?自分も是非693のBangladeshを聞いてみたいものだ。夜中目覚めたら是非チャレンジしよう。

・改めてフェライトバーをお仲間に供出してそして細かにご指導下さったシエスタ師、リッツ線を代表輸入して下さった板さん、パクらせて下さったさわぽん氏、最後にこのような楽しい改造のノウハウをご提供下さったGary氏にお礼申し上げたい。

10/18 本日は春に続き「湘南、西湘各局合同ジャンク会」改め「松田町ジャンク会」に参加。ただし前回と異なり、今回は出展者に徹した参加となる~そう、今年は初夏の頃より「断捨離」と称して、シャックに所狭しと置かれた受信機の放出を進めていた。このジャンク会はその「断捨離」の総決算とも言える行事であり、売り物としての10数台の受信機の他、同士に差し上げるアンテナや小物類、更には「ご自由にお持ち下さい」と張り紙してコンテナに詰め込んだケーブル、工作後全く使わなくなった作品、その他未来永劫使用しないと思われるACアダプタ等を車に積み込む。自宅を7時に出て、会場に8時丁度に到着。

・到着すると早速商品を並べる。前日に値札を購入し、ネットオークションを参考に適当な値付けをしておいたので楽であった。すると並べたそばから大勢の方が見に来てくれる。そして口々に懐かしいと言いながら、早速商談が始まる~そう、分かってきてはいたが、正式な開始時刻の遙か前から商談は始まるのである。

・お陰様で順調に売れて、持参した商品の大半は捌けた。来場された同士にも約束していたものを差し上げた他、驚いたのは「ご自由に・・・」のガラクタ類が全て無くなったこと。こんなもの持参してどうかと思ったが、持ち帰って貰えてスッキリして助かった。

・10時くらいには概ね目処がついたので、店じまいをして帰宅。天王山と位置づけたこのイベントで期待した通りに断捨離が進み、自分的には大満足の結果である。次回は来春になると思うが、また色々と整理してこの種のイベントに出展したいと思う。

10/6 帰宅すると素晴らしい贈り物が届いていた。仕事の疲れも吹っ飛ぶ喜びであった。こちらを頂戴するのにお世話になった皆様に、心から感謝したいと思う。入手の経緯詳細は、PROPAGATION4にて。

9/26 約1年ぶりの外房ペディ。今回は7名と大人数で、車2台に分乗して出動。メンツはシエスタ師、Miyaさん、いかさん、Shinさん、太さん、そして今回ペディ初参加となる甲斐さん、で私である。

・小雨が降ったりであいにくの空模様であったが、電波のコンディションは悪くなかった。内陸は入らないが、西海岸局の電波は総じて強い。「中波でスペイン語が聞きたい」と切望しておられた甲斐さんも1180のRebelde、1220のXEBを聞くことが出来て、感激して下さった。未だ解析はしていないが、思わぬところが掘れそうで楽しみである。

・往復の車中は相変わらずの放言タイム。大いに笑って、受信以上に楽しんだ。やはりペディはこうでなければいけない。是非あと30年続けたいものである。

Miyaさん、写真拝借しますぜ!「七人の侍」の雄姿

8/29 TDXC湘南台飲み会を開催。DXer系の飲み会は元々は秋葉原だの品川だの都内が多かったが、横浜~上大岡~戸塚と段々近づいてきて、遂には湘南台まで来たという訳である。ここは私の隣駅になるが、別な飲み会とバッティングしてしまった私に配慮した幹事いかさんが、二次会からでも参加できるようにと気を遣ってここにしてくれたのである。地域密着の近場サークルならではだが、いかさんの厚意に感謝である!

・板さんも別な線の隣駅にお住まいで、湘南台は目をつぶっても歩けるとのこと。で、私が到着次第店を変えて、皆を引っ張っていい店に案内して下さった。今回は恒例の遠征ペディの行き先決定等が話題であったが、一次会で大まかな方向性を打ち合わせてくれていたので、私はあまり悩むことも無くそれに賛同する。今年はDXを追うというよりは、思いっきりレジャー系になりそうだ。あとは近々の近場ペディの打ち合わせやPROPAGATIONの話だの、これからの楽しみについて語る。飲み会のハシゴで思いっきり酔っ払ったが、すぐに帰れて有難い。もっともMiyaさんのように、近いことに安心して日本酒まで飲んでしまい、二日酔いでヘロヘロになった方もおられるが(笑)。

8/18 年初より計画していた「サンディエゴ・オフ会」が実現!現地在住のMasaさんと、この日のために同じアメリカとは言えアトランタから飛んできて下さったJackさんと3人で飲み、語り、そしてラジオを聞く(ミニペディション)。翌日には現地ハムショップ、ラジオ局訪問、そしてその局の送信サイトを訪れる。Masaさんとはネットでは知り合いだったがリアルにお目に掛かるのは初めて。Jackさんとも10年以上会っていないのではないだろうか。

・会の詳細はまた別途まとめて報告したいと思うが、まずは仕事の合間のお忙しい中時間を割いて参加して下さったMasaさん、そしてMasaさんとの間を取り持ち今回の企画を実現に導いて下さったJackさんに、深く感謝の意を表したい。

8/8 PROPAGATION発刊祝い飲み会を横浜で開催。今回は投稿者15名のうち何と11名が参加!遠くは名古屋より参加して下さり、この宴会も個人的には一大イベントになった感がある。初参加の方も3名おられたので収拾がつくだろうかと心配したが、全員の自己紹介後は皆さん隣り合わせた同士三々五々で会話して楽しんでくれており、私の懸念は杞憂に終わった。

・二次会は個室居酒屋に行ったがここにはカラオケ機器があり、思いがけずカラオケ二次会となる。TDXCメンバーとカラオケに行くのは初めてだ。年齢のせいか、歌う曲は70~80年代の歌謡曲が中心。平成元年生まれのくりもっちゃん、良くぞ付き合ってくれた(笑)!私はあまりに楽しくて飲み過ぎ乗換駅を寝過ごしてしまい、終電に乗れずタクシーで帰ることになった。そして翌日は二日酔い。この日ばかりはそのくらいいいだろう。

・私個人的にもお二方とは初対面だったが、また新たな方と出会えて嬉しい。実は火曜日にも、この日来れない他の執筆者と4人で飲んでいた。そのうちお一方とは初めて一緒に飲んだのだが、色々話せて楽しかった。会誌作りを通して沢山の魅力ある方と出会える~会誌制作にはそういう大きな意義があると感じるし、これからも続けていきたい活動だ。

8/1 TDXC会誌「PROPAGATION Edition3」を本日発刊。3日坊主に終わらず3年続いてきたということであり、大変めでたく嬉しい。今号は会員10名、一般投稿5名の15名で執筆に当たり幅広いジャンルをカバーすることが出来、記事のバリエーションも豊富になってきた。

・特集記事は昨秋サークルとして実施した「北海道積丹ペディ」。DX的な成果はもう一つであり、おまけに帰路台風の影響で飛行機が引き返し空港に一泊するという思いもよらぬアクシデントに見舞われたりもしたが、こうして活字にしてみるとそんな出 来事すら懐かしく感じられて楽しい。

・もう一つの特集記事は、今年から当サークルでブームとなったUltralight DXing。サークルメンバーが揃ってPL-380を所有し、フェライトバーやリッツ線、そして取り付け部材を用意し外付けスペシャルバーアンテナ取付工作するまでに至り、それを使 用したDXでかなりのDX局が受信出来たりして、新たなジャンルとして確立してきたようである。特集記事以外にはTDXCお得意の本音トークが炸裂する座談会録、各種製品使用レポート、BCLブーム回顧記事など、色々な方の興味関心が寄り集まって楽しい。

・私自身は今回も4本の記事を投稿した。「BCLの楽しみに貢献したミズホ通信」は、昨年の日本BCL連盟同様、以前から研究したいと思っていたテーマについて調べたものである。これにはまさに中心人物である高田元社長のご厚意で自ら執筆頂いた原稿を頂戴し、こちらも交えて記事を構成した。テーマを深めきれなかった感はあるが、自分なりに知りたいと思っていた内容は理解することが出来たとも思う。

・今回より取り組むことにした「OM探訪」第一回は「月刊短波」赤林OMを取材させて頂いた。そう言えばあれだけ高名なOMであるにも関わらず、赤林OMご自身のDXerとしての来歴やBCLについての考え方について触れられた記事というものを見たことが無かった。その意味でも是非お話伺ってみたく、申し入れに対し快諾頂けたので日の目を見ることになった。この2本以外は「ナゾのトライアングルアンテナ製作&実戦使用記」「2015年のバイクチョイペ」で、自分の書きたいことを書かせて頂いた。

・投稿フォーマットを確定し負担軽減を図りつつあるものの、今回もShinさんに過大な手数を掛けてしまったのは間違いない。表紙も相当な時間を掛けて描いて下さっている筈である。改めて感謝の念をお伝えしたいと思うし、年一回の発表の場としてこの場を続けていきたいと思う。

・ダウンロードはこちらから。

7/11 自宅のアンテナを移設するための基台を、現在と反対側の壁面に設置。現状は電柱側に面しており、電線の他トランスなども近くにあり、相当な影響を受けているようだった。そのため自宅でのDXは諦めて、ここ数年全く聞かない状態が続いていた。今回のこの行動は、この現状を打破するきっかけになるのではないかと思っている。これでノイズが減らなかったら、本当に自宅では聞かなくなるだろう。どんな風になるか楽しみだ。

5/31 今週もまた同じ場所でチョイペ。一人でいくつもりだったのだが、「茅ヶ崎に行く」と家族に告げると自分達も行きたいと、嫁と次女が着いて来る。なのでバイクではなく車で出掛けることになった。今回行こうと思ったのは、先般シエスタ師にご教示頂き昨日製作したTDDF(Twisted Double Delta Flag)アンテナをすぐに試したかったからである。23mのエレメントは絡まりやすく、設置というか解くのに手間取ってしまう。設置も何故か片側だけ線が余ってしまい困惑するが、よく見たら片側のFlagのマストが一段延びていなかったというオチだった。設置後18時半前よりワッチ開始。

 

・コンディション自体は・・・やはり伸びがない。4RO2GFなどのAUS民放も入るものの、芋づる式までいかない。それと空電が目立つ。そもそもフェイドインも遅くなり、19時近くなるまで信号が浮かび上がって来ず、製作の不具合ではないかとに焦った。19時を過ぎ信号も少し強くなったが、今度は退屈した家族が帰りたいオーラを出しており、察した自分も固執せずに帰ることにする。まったく、足手まといな連中だ(笑)。アンテナ自体は性能の高さに比して設置は容易であり、今後はこれを常用しようと思う。

5/23 茅ヶ崎でチョイペを実施。バイクチョイペだが徒歩参加のお仲間もいたので、今回はいつもの柳島海岸ではなく、駅から何とか歩ける茅ヶ崎公園となった。参加はT師、Miyaさんと、ペディ初参加となるさわぽんさん。野球場のスコアボード裏辺りに陣取り、いつものΔflagを設置。別段ノイズも感じずかつそれなりの信号強度であり、通常と概ね遜色ないレベルの環境であったようだ。

・お仲間はSDRのみならず、最近流行のUltralightDXも楽しんでいる。Miyaさんはドラムを横にした形のアンテナを持参(円筒状にフェライトバーを49本も配置!)、通常はフリラ無線がメインのさわぽんさんは昔懐かしいCB機Skytalkを持参。ユニークな機器が揃って、DX一本槍でもないバラエティに富んだペディとなった。

・肝心のDX成果の解析はこれからだが、AUS方面の信号は各波でそこそこ来ていたし、1035ではNZLの2ZBが瞬間的にNHKを完全に潰して入感したりして興味深いものがあった。ただそれ以外のあまり聞かないカントリーの入りはどうか?自分でも聞いてみるが、例の如く「炭鉱のカナリア」T師のパラサイト解析を楽しみにしたい(笑)。

5/17 今年も横浜泉アマチュア無線クラブの不用品交換会に参加する。昨年同様ご近所IOMをお誘いし、9時スタートのところ8時半前に現地に到着するように家を出る。先日の「湘南、西湘各局合同ジャンク会」の教訓を活かした格好だ。それでも我々が到着した頃にはいつもの駐車スペースは満車であり、自分もはみ出たスペースに駐車。早めに出て良かった。

・お仲間にもこのイベントは定着してきて、TDXCのメンバーも6名が参集。一番早く到着したMiyaさんに便乗し、出店スペースに自分も不用品を置かせて頂く。私のはちょっとした古本だが。Miyaさんのレアな受信機(安立RM-1301中波受信機)は多くの参加者の耳目を集める。この他RF-B600L、RF-888、そしてShinさんのICF-6500などは結構面白い出品である。

・お仲間以外ではBCLラジオは殆ど出品が無くどうかなと思ったが、それでもラジオの製作のバックナンバーが出品されていたので一冊購入。レア物では大昔の足利ラミネックス製フィルタモジュールを入手。今更フィルターモジュールでもないしビニール袋から出してみると傷も目立つが、まあ中身がどんな風になっていたのか見るだけでも面白いだろう。

・買い物以外にShinさんよりはSWDX GUIDEのバックナンバー(1999年9月~)を、T師よりはRF SystemsのDX-10を頂戴する。帰りにはIOMとコーヒーを飲みながら久々のBCL他の談義。自宅から近いし、やっぱり何かと楽しいイベントである。 

5/7 ↓のチョイペの追加。T師より1296/4RPHが取れたとの情報を頂戴した。確かに入っており、ここは初受信。また初受信ではないが981/2NMも入っていたとご教示頂き、こちらも確認(パラサイトばっかり)。行った甲斐があったというものだ。

5/2 城ヶ島チョイペに参加。今回は↓のUltralight DXを主眼としたチョイペであり、本来はここまでに改造を完成すべきだったのだが全然行動に移せず、私的にはいつも通りのPERSEUSでのチョイペである。いかさんもMiyaさんも自転車での参加ということなので、私もバイクで参戦。しかし城ヶ島は私の家からは遠かった!そもそもバイクチョイペの泣き所は荷物が重いので、移動時間的には30分が限界だろうということであった。考えてみると城ヶ島までは1時間半!荷物を背負ってバイクに跨った瞬間にそれを思い出し、しまった!と後悔した。とは言え約束した以上は行かねばならない。リュックやロッドケースのベルトが肩に食い込んで痛いので、時折位置をずらしつつバイクを飛ばす(涙)。

・集合予定の14時半を少し過ぎて到着。ところが先に着いている筈の自転車部隊のお二方の姿が見えない。電車バスで参加のT師もおらず。すると何と、自転車部隊はパンクというアクシデントが発生し、島の手前で立ち往生しているとのことであった。気の毒だが救援のしようも無く、自転車屋が見つかるのを祈るしかない。T師は元々夕刻から参加するつもりだったようだ。私はしばらくは日陰に腰掛けて道中の疲れを癒したりして過ごすが、とりあえずメンバーが揃った時にすぐにDXに移れるように場所を探しアンテナを設置しておこうと思い立って、城ヶ島公園に向かう。園内を探すとテーブルと椅子が設置されたなかなか良い場所が見つかり、そこにフルサイズのΔflagを設置。こうしているうちに自転車部隊は修理を終え、T師と合流しとりあえず食事とのことだったので、私はおにぎりを買ってきて下さいとお願いし、彼らの到着を待つ。

・17時過ぎにはやっと4人が揃ってDXを開始する。海の目の前の好立地で、ノイズも少なくなかなか良いロケーションだ。状態も1170/2CHがこんな感じで入っていたので決して悪くは無かったと思うが、まあ普通レベルではないだろうか。Ultralight組も更に強い電波をゲットするために周囲をうろうろしていたが、Δflagのマスト直下が一番強かったようで、Miyaさんなどそこに陣取って聞いていた。しかしこれはUltralightの趣旨からすると反則ではないのか(笑)。

・19時過ぎには撤収。駐車場は19時閉門なので、その前にバイクを外に出しておく必要がある。それさえ気をつければ19時以降いても大丈夫そうで、ペディ会場としては悪くないと思った。あとは自宅からの距離だけか(笑)。

4/24 Ultralight DXアンテナ検討会が関内で開かれる。板さん主催の下8名の同志が集う。私は会社の行事に続く懇親会後に参加となったので、21時から遅れて加わる。↓でさわぽん氏とお目に掛かった際に「何か面白いことありませんか?」と問われたのでこの集いについて話したらご興味があったようで、大阪出張の帰り道羽田から駆けつけてくれて、私と同タイミングで入店。

・「グル」であるシエスタ師の講義は終了しており、アンテナ製作の素材(フェライトバー及びリッツ線)も配布され、時は既に雑談タイムに突入していた。私は既に一杯引っ掛けていたので、そのモードにもすんなり入って行けた。さわぽん氏がお初の方もおられたので、全員簡単に自己紹介をしつつ、合間に馬鹿話。私のリグはPL-380のOEM製品RAD-S800Nだが、「S800」と言っているのに「嘘八百」と聞こえてしまうのは何故か(笑)。またGary氏著のインストラクションを「経典」と称し、「お布施はお気持ちで結構です」などと言いたい放題悪ふざけ。昼間の緊張から解放され、大いに楽しむ。

・一人遠方のシエスタ師とT師を見送り、残り6人で二次会に向かい更に飲んで語る。Miyaさんといかさんとで次の遠征ペディの話などもするが、国内の南端・北端に行ってしまった以上次は海外しかないだろうか?そんな会話を楽しみつつ終電が近づきお開きに。酔いは回っていながらも、帰りの電車でこの日に合わせて購入した地下鉄無線用アンテナ(長波)を使ってワッチ。ブルーライン175kHzは電波は出ていたが、交信が無かったため通話は聞こえず。酔っ払ってもDXer魂は健在だ(笑)。

・集まった8人の仲間達(さわぽんさん、写真拝借します!)   配布されたアンテナ素材。これから加工である。       地下鉄無線用アンテナ。この日に合わせて調達。

4/19 松田町で開催された「湘南、西湘各局合同ジャンク会」に行ってみる。昨年も行こうと思ったのだが、肌寒くて止めてしまったので今回が初めてになる。電車を乗り継いで行くには遠いので、バイクで向かう。1時間は掛からずに、開会の少し前に現地に着く。早速回ってみるが、規模的には思ったほど大きくはなかった。出店数は、何回か参加した横浜泉の不用品交換会と同じくらいだろうか。出品されているものもやはりメインはアマチュア機であり、BCL系受信機は殆ど見なかった。それでもCBありスキャナーありで、見て回るだけでも楽しい。

・人に会うのも楽しい。毎度お目に掛かる「セミプロ」のMさんはここにも出店されており、近況について情報交換。ブログで来場を宣言されてたさわぽんさんともお会いし、色々と言葉を交わす。事前にお声掛けしたいかさんも来場されていた。しかし驚いたのは最近お近づきになった秋葉原のパーツ・受信機器専門店主Tさんまで来場されていたこと。ここはかなり遠いと思うし、意外な方にお会いしてビックリ!

・私の戦利品はBCL書籍3冊。レアな骨董品である。別に必要な訳ではないのだが、ここまで来たんだし、ま、お祭り気分でいいかと購入。そんな訳でこの手のイベントは結構楽しいし、来月は横浜泉に出動しよう。

4/4 久々に中華ラジオを購入。TECSUN PL-380の日本向けOEM製品であるオーム電機RAD-S800Nである。PL-380のポテンシャルの高さは既に世間で喧伝されている通りであるが、このRAD-S800Nも先に購入なさったNGO先輩によるとPL-380と全く変わらない上に日本語取説・ACアダプター付でありしかも値段が安いとのことで、私もこちらにすることにした。

・ネットで注文して本日届いたが、実物は大変良い。軽くて高性能でしかも操作性も良い~そう、既に所有しているDEGEN DE-1103やGrundig G4は小型化やコストダウンのためなのか、チューニングとボリュームのスイッチが共有されていたり、チューニングもバンド切り替えなども一動作余計な操作があったりして、一瞬考え込んでしまうことがあった。しかしこの機種はフツーのラジオの操作であり、直感的に使える。アナログラジオのチューニングにしょっちゅう苦労している私の老母にでも使えそうだ。

・これが税送料込みで4,298円とは一体どこで利益を出すのか教えてくれと言いたくなるが、大変有難いことであり大事に使わせて貰おうと思う。これにスペシャルバーアンテナを作ってこれに接続して、私も遅ればせながらUltralight DXingを楽しむつもりである。

3/21 先月内蔵バッテリーの交換改造をしたIC-R1だが、煙を出したせいか短時間でバッテリー切れしてしまうため、再度交換にトライ。筐体の隙間が皆無で苦労したので今回は上手に加工しケースにもすんなり収まったのだが、何故か電源が入らなくなってしまった。良く見るとフラットケーブル(?)のようなプリントパターンの一部が折れているようなので、ここを壊してしまったのかも知れない。とてもそんなものは直せないし、そもそもR1は液晶表示も小さく、老眼の始まった自分には非常に使いにくい状況になっていた。なのでこちらの使用を断念し、中古だが別の機種を買うことにした。リサイクルショップで偶然見つけたものだが、機能も使い勝手もまずまずのようなのでこちらに決めた。

・新スキャナーは、昨年受信機生産から撤退したYUPITERUのMVT-5500という機種である。液晶表示が大きくしかも日本語表示で大変見やすい。しかもプリセット周波数が1,500波以上あり、入力の手間が省ける。BCLと違ってお気楽に楽しめればいいので、これで良しとしよう。

3/13 帰宅後の工作は、先日入手した大昔のミズホの周波数カウンターDX-007。と言うかキット自体は既に完成されたものだったので、これを透明のプラスチックケースに組み込んで電源と信号のコネクタを装着して、実際に9R-59Dに繋いだだけではあるが。最初電源が入らず焦るが、単なるスイッチの接触不良だった模様。ダイヤルの動きに合わせて、周波数表示が変わっていく。概ね正確な表示のようだ。という訳で、70年代の受信システムを再現して満足。

・↓の茅ヶ崎ペディの続報。1422/ラジオ日本メンテナンス停波時の僅かな隙間に入感したこの信号。弱いながらも2局の存在が確認出来る。興味があったので海外DXerのMLに投稿しコメントを募ったところ、想像通りオーストラリア(3XYと4AM)だったようである。今回のペディでは一瞬クリアになったチャンネルで、面白い局がいくつか受信出来ている。やはり月曜早朝中波DXは、今なお楽しめる貴重なジャンルである。

3/9 今年2回目の茅ヶ崎ペディションを開催。メンバーは前回と全く同じ5名である。今回は最初から幾つか楽しみなことがあった。一つはS師謹製の新型アンテナ。いつものΔフラッグを2つスタックさせてArray化したものを使うとのことで、いつも以上に指向性が高まることが期待される。もう一つは私自身が作った件のトライアングルアンテナ。これにDE-1103で、どの程度海外中波局を受信出来るか、本命のDXとはまた違った次元のDXを楽しもうということである。

・S師のΔFlag Arrayは大変設置が簡単なものであった。エレメントに使用する2本のビニル線を、2つのΔの中点で交差させるだけである。若干小型ではあるが、概ね形の等しいΔFlagが2つ出来て、これをスーパーチャージャー付きボルテージフォロワーを介して給電する。どんなパフォーマンスが出るか大変楽しみである。トライアングルは一辺1m近くキャビン内で回すと狭苦しく感じられたので、キャビン前のテーブルに設置し随時ワッチに出ることにする。

・この日は当たりと言って良いコンディションであった。常連のGuam3局+Saipanが強いのは分かるが、729/RRI-NabireがNHK名古屋と拮抗するこの強さである。これには驚いた。1656/2MMも強力で、明瞭なIDが取れた。深夜も面白いところが結構入っており、AUS民放局も1332/4BU、1377/3MPなどが入感しており、じっくり解析すれば沢山掘れそうである。前回は弱かった1350/KUSGも、RCC停波時にはこんな具合い。茅ヶ崎お得意のフィリピンも、初受信局が1152/DYCM1260/DXRF675/DYKCなどが取れる。フィリピンは行く度に今までと異なる顔ぶれが受信出来て、本当に興味の尽きない分野である。

・さて、もう一つの楽しみであるナゾのトライアングルを使用したDXだが、好コンディションのお蔭で大いに楽しめた。Guam局やABC常連局の他、上記2MMといったX-Band小出力局も受信することが出来た。70年代のMW-DXを再現しているような感覚であり、自作のアンテナで上手く行ったことがこの上なく嬉しかった。お仲間は定番のPL-380+スペシャルバーアンテナで参戦していたが、これまた好成果を挙げて楽しんでいた。私のトライアングルに近づけて信号が強くなるのを確かめたりして、少年のように歓声を上げていた。

・DX以外も充実していた。前回同様「板さん」が大活躍で、美味い物を楽しみながらビール、ワインを、そして氏のお土産である「ヨーグルト酒」まで戴く。前回は行き着けなかった「締めラー」辛ラーメンも今回は食べられて、辛ウマを満喫した。DXの合間は有意義なラジオ談義。私は持参した小物類についてS師に質問して疑問を解消した。板さんによる「DSPラジオonブレッドボード」の披露には大いに刺激を受けた。

・コンディション、新アンテナ、バラエティに富んだ楽しみ方、そしてちょっとしたグルメ・・・「非常に充実した」と評して良い、今回のペディであった。

3/1 またまた工作の週末。引き続きトライアングルだが、今回はジャンボを改造してエレメントの巻き方をスペース巻き(線間に一定のスペースを取る)に変更したのだ。これはループアンテナ権威の某OMのアドバイスに従ったものである。この場合トライアングルの辺として配線カバーは使えないので15mm角の角材を用い、先端にスペーサーを取り付けた。何とかペディに間に合った。さて、どれほどのパフォーマンスを見せてくれるであろうか。

・もう一つはこれからの工作になるが、周波数カウンターモジュールを入手した。自分の手持のリグで使えるかどうか分からないが、まあ失敗しても大きな出費ではなかったので良しとしよう。中国語のマニュアルしかなくどうなることかと思うが、その苦労を楽しみたい気分である。

2/22 今週末は工作を楽しむ。1つ目はナゾのトライアングルミニ。先月作ったのは1辺1mだったが、今回のは半分の50cm。これにもう1台~エレメント間を少し空けるバージョン~作って次回茅ヶ崎ペディに臨みたいと思うが、果たして間に合うか?

・2つ目はBCLから少し離れるが広帯域受信機の改造。昔の趣味が再発して、先日古の名機ICOM IC-R1を入手したのだが、これが内蔵バッテリーがショボく(300mAH)1時間ちょっとしかもたない。それがネットで見た記事で、大容量(750mAH)と交換する方法を見つけて、これなら自分にも出来そうとチャレンジすることにしたのだ。

・作業は思いの外苦労した。失敗・苦労点は①ショート防止の熱収縮チューブをライターで熱したら、慣れないので誤って引火させてしまう。幸いにもすぐに鎮火(笑)、②交換した新バッテリーが本体の電極に触れてショートし煙が発生、③本体を逆さにしたら細かいパーツが外れて落ちて、どこに付いていたものか分からなくなる、④交換した電池のコネクター形状が全然違っていたので現行のものを流用しようとしたが全然外れなかった、⑤ケースには隙間が皆無と言ってよく、蓋が閉まらなくなった・・・である。③はネットを探したらサービスマニュアルを発見し、そちらを読んで無事解決、④はコネクタを外すのを諦めて線ごとちょん切って、新電池に接続して事無きを得る。

・燃やしたり煙を出したりして壊してしまったのではないかと思ったが、幸いにも電源が入り受信も出来る。すなわち成功した訳である。今までは少しでも失敗すると諦めてしまい、最終的に失敗のまま終わることが多かった。しかし今回は何とかできるだろうという、確信めいたものがあった。焦らず落ち着いて対応を考えたし、カッカせぬよう一旦作業を止めて十分頭を冷やした後に再開した。実際休止したのは昨晩で、再開したのは今朝である。少しは自分にも年の功が備わってきたのだろうか。成功もさることながら、そんな小さな進歩がちょっと嬉しい。工作自体も楽しく、次々作りたい心境である。

2/15 AOMを囲んでの飲み会を開催。と言うか、元々は今年度会誌の1テーマである「OM探訪」のインタビューが主眼である。しかし折角大御所にお話を伺うのに一人では勿体無いと、お仲間に声を掛けたところ4人の同志が参加して下さったという訳である。AOMにお目に掛かるのは昨年1月以来1年ぶりである。会場は昨年と同じ新宿の喫茶店。5人でOMを囲み、事前に送っておいた質問を軸に、加えてそこから派生したお話を伺う。

・1時間半ほど真面目に話して、その後店を居酒屋に移して飲み会。昨年もお誘いしたかったのだが、いきなり飲み会に誘うのも何かと思いその時は遠慮したのだった。今回はお誘いして、6人で飲み放題付の宴会。これは実に楽しかった。自分達が少年時代に短波誌に書いていたOMは雲の上の人だった。しかし飲み会になれば、全然そんな気がしない。少し先輩位の感覚であり、普段仲間と話しているような話題で盛り上がる。ここには書けないような話題で爆笑。いやぁ、当たり前のことだが、OMさんだって我々同様BCLが好きな普通のおじさんだったのだ。

・高崎から駆け付けてくれたS氏は散会の一歩手前で撤収。他のメンバーも20時過ぎには店を出て新宿駅に向かう。やはり私にとってのBCLのモチベーションはペディションとこの飲み会だろう。S氏からはこの拡大版を横浜で開いてくれと懇願される。どういう形か分からないが、是非実現したいものだ。

1/25 超今更ながらのトライアングルアンテナ製作。部材の誤算もあったが何とかリカバリーし、着々と進展中。お仲間のUltralight DXingに刺激を受け、自分もこのアンテナ+DE-1103で海外中波を狙ってみたい。次回茅ヶ崎ペディの楽しみが一つ加わった。

1/18 近所のリサイクルショップに行ったらこんなものを発見してしまった。ジャンクコーナーの品だったが、別に使えなくても構わないと思って購入。必要ないのだが、見ていたら何となく欲しくなってしまった。電源を入れたところ少なくとも時計は動いており、使うかどうかは別として、タイマーとしても使えそうな雰囲気。

1/17 レアな受信機を入手した。もう恐らく35年位前の製品になると思うが、ちょっとした兼ね合いから今回手元に置くことにした次第である。前オーナーは殆ど使用していなかったとのことで、型番を示すプレートにはビニールが貼られた状態だった。アンテナを繋ぐとそんな昔の機種であることを感じさせない、軽快な音を聞かせてくれた。

1/12 昨日~本日に掛けて茅ヶ崎ペディを実施。 メンバーはシエスタ師、板さん、T師、Miyaさんと私の5名。本来はあと3名参加予定だったのだが、いずれも仕事のため無念のキャンセル。昨年は雪のため中止となったので、ここに来るのは2年ぶりだ。昨年4月より有料化されたためか、この時期でもかなり人が入っていたのは昨年だけだった。今回は県営時代に戻った感じで閑散としている。だから我々は羽を伸ばして楽しめるのだが。

・今回も南北方向にDelta Flagを設置し南方狙い。しかしながら先週は良かったというコンディションが今週は落ち、常連局さえもパッとしない状況は残念。その代わりと言っては何だが、今回初登場の板さんが大活躍。苗字の通り「板さん」ぶりを発揮して、参加者に素晴らしい食事を振舞ってくれる。メンバー一同大喜びで、すっかり宴会モード。美味い肴と楽しいトークで酒が進み、シエスタ師は珍しく飲み過ぎてあっという間にいびきをかいて寝てしまう。私もペディでこれだけ飲むのは珍しい。PERSEUSに記録を任せビール、ワイン、ウィスキーと飲み次ぎ、最後は前回同様70~80年代の懐メロを掛けて、室内を歌謡曲バー状態にしてしまう。そうこうしているうちに私も座ったまま寝始め、遂に寝袋にくるまって本格的に就寝。途中深夜に目覚めたりもしたがコンディションは上がらないので、やはりPERSEUSに任せて寝てしまう。

・翌朝は7時前に起床。板の間の床で相変わらず寝心地はよろしくないが、時間だけはそれなりに眠れた。そして片付けをして8時過ぎに撤収。そうして朝食でいつものガストに向かうが、いつの間にかステーキガストに業態転換しており開いていない。慌てて引き返し手前のデニーズに入り直す。そう言えば昨日はやはりいつも買出しに行くセブンイレブンが飲み屋に変わってしまっていた。2年の月日は思いも寄らない変化を引き起こしていた。

・戦果的にはボウズかと思ったら、Guamの1350/KUSGのIDが取れていた。まあ板さんという新しいお仲間に加わって頂いて楽しくやれたのだから、そんなにガツガツしないが。

・おなじみの1号キャビン。有料化したせいかエアコンまで付いてグレードアップしていた。 料理に腕を振るう初登場の板さん。長老の座を降りたシエスタさんが楽しみに見守る。