初めてゲットしたアメリカWコール局のQSLである。と言うか現在(2009年4月)までに受信できたWコール局は、残念ながら同局だけなのであるが・・・。

 WWLはルイジアナ州ニューオリンズから周波数870kHz、出力50kWで放送されている。この局の初受信は2005年の10月である。Wコール局の初受信に当然浮かれたし、是非ともQSLをゲットしたいと思ったものだ。しかしこの受信の少し前の8月、ニューオリンズはハリケーン"カトリーナ"により壊滅的な被害を受けていた。それだけにいくらこちらが嬉しいからと言って、この時期にレポートを送るのは余りにも無神経な気がして自重した。そうして3年が過ぎた2008年11月に受信したときは、もうそろそろ許されるであろうと考えてレポートを送った。それに対して幸いにも返信を頂くことが出来た。

 WWLはその昔の短波誌に、当時のアドバイザー川口大助さんがその受信と返信ゲットの情報を掲載されていたのを記憶していた。何だか凄いところを受信してしかもベリを取られたんだなあと、全く自分とは無縁の世界と当時は思ったものだった。そうしてそれから30年、こうして自分も同じものを手に入れることが出来た。QSLを何度も見つめ直すと、やっと自分もその世界に入れたのだなぁという、ある種の感慨を覚えるのであった。