RAIについては漠然とした憧れを持っていた。それはイタリアという観光国のイメージの良さもさることながら、何より同局がその昔日本語放送を行っていたという事実に感銘を覚えたからであろう。しかし私の生まれた年(1964年)には既に日本語放送を終了してしまっていたということだったので、聞けなくて惜しいというレベルの話ではないが・・・ しかし英語放送とは言え日本向け放送を残していたのは、またいつか日本語番組を復活させるのではないかという期待を抱かせてくれた。そんな関心もあって、復活してから割と早い時期に同局を受信した。ほとんどの局がISを変えてしまった、或いは無くしてしまった中で、復活前と全く変わらぬカナリアの鳴き声のISは、なんとも懐かしく嬉しかった。今このベリを手にして、昔の憧れをほんのちょっとこの手にできたような気がしている。