WDAYは周波数970kHz、出力5kWでノースダコタ州ファーゴから送信されている。09年4月の外房ペディは実質的な意味での私のPERSEUSデビュー戦であった(それまで何回か持って行ったが、真価を発揮するコンディションではなかったという意味)。解析すると沢山の局が取れていてウハウハ言っていたが、いくつかの周波数で自分は厳しいがネイティブなら取れそうなレベルで入感している局があった。そこでまとめて海外MLに送って協力を依頼したが、その中で確認して貰えたのがこのWDAYであった。Wコールはもちろん嬉しいし、しかもこれまで受信したことのないノースダコタの局だったので、喜びもひとしおであった。当然QSLをゲットすべくレポートを送ったが残念ながら返信が来ぬまま半年が過ぎ、諦めきれずに今一度フォローアップを送ったら、今度は返信が届いたのだった。
レターには"First Japan"の記載があり、実際のところは分からないが、そう書かれたQSLを貰ったのは初めてだったので正直に嬉しかった。更に同局のパーソナリティからの私信が入っており、どうやって当局を受信したのか放送で取り上げたいのでインタビューさせて欲しいとあった。
好奇心旺盛な自分としては全然OKなのだが、如何せん電話で込み入った会話をするのはちょっと厳しい。予め質問内容を送っておいてもらえれば答えを用意しておくと言ったのだが、通訳をつけてくれると言ったのでこれは解決して、後は時間の調整だ。15時間の時差があるので、自分の出勤前の日本時間6時半に電話を貰うことになった。
果たして当日6時半ちょっと過ぎに電話が鳴り、同局のRob Kupec氏が明るい声で話しかけてきた。そこからの会話はDiaryにも書いた通りである。あまり面白い話ができなかったのが口惜しいが、非常に面白い体験であった。自分の声がアメリカの片田舎で流れたのかと思うと、非常に不思議な気がした。残念ながら我々は受信できないが・・・これはRob氏に音声ファイルを送って頂いて、聞くことが出来た。
海外のDXerの協力で確認でき、返信が来なかったのに諦めずにフォローアップで返信を貰い、First Japanの言葉を貰い、そしてインタビューで放送に出演した・・・いろいろな意味で一生忘れられない局になりそうだ。