思いもかけない、全くノーマークの受信だった。10/29に訪れた千葉県太東崎は、今まで経験したことないような百花繚乱のコンディションであった。10kHzごとに北米局が聞こえ、どこを聞いたらいいのか分からないという凄い状況だった。初のWコール受信となるニューオリンズのWWLが受信できたのも、このペディであった。こういうときは欲張らず、確実に確認できそうな強いところから当たっていくに限る。そんなときに強く聞こえていたのが、690の英語番組だったのだ。

 そもそも超ハイパワーの693/NHK東京第2と3kHzしか離れていないチャンネル自体が不利である。だから普段はここで何かが聞こえるということがない。以前同局が終了後にハワイと思しき局が聞こえていたので、今回もてっきりハワイだと思っていた。ところが録音を聞き直してみると、「CBC」と言っているではないか。番組もR.Nederlandのもので、CBCがよく放送している海外の放送局のものであった。ではこの局は一体どこだろうかとリストを当たって、CBU,Vancouver50kWがあることを知ったのである。残念ながらローカルIDは取れなかったが、同波のCBC局は同局しかなく、同局と断定してレポートしたのであった。

 後からS師に「宮古でもなかなか受信できない局ですよ」と教えて頂いて、なおのこと嬉しい受信とベリカードであった。