ご存知南極にある放送局である。私の中学時代には南極と言えば米軍基地にある6012KHz AFANしかなかったが、ここはかなりの珍局であり一度も受信できずに終わった。BCL復活後、やはり南極から放送が行われており、それはAFANではなくアルゼンチンのスペイン語局であることを知った。そしてその局がAFANほどの珍局ではなく、日によってはそこそこのコンディションで聞こえるということも知った。これらの情報は全てインターネットのBBSで頂いたものである。DX受信は微妙なもので、聞こえる「時期」というものがある。逆に言うと一定以上のファシリティを有してさえいれば、DXerの手腕というものは関係ない。極端な話誰でも受信できてしまうのである。短波誌時代はそのタイムラグゆえに、珍局受信のレポートを見てからトライしても、とっくにその「時期」は過ぎてしまっていた訳である。それだけに現代のインターネットの有難さを改めて痛感する。
このベリは自分の初めてのスペイン語レポートに対する返信だけに、なお一層思い出深いものになりそうである。