6/24 昨日アップした受信音を聞いて下さった兵庫県のY氏より、メールを頂戴した。それによれば57秒付近で「四条烏丸より(歩いて5分)」と聞き取れるとのこと。注意深く聞き返すと、確かにそう入っているではないか!これは恐らくローカルCMの一部と思われ、従って当該局は「KBS京都」であろうことがほぼ確実となった。しかしさすがにこの地名だけでは彦根局か舞鶴局かまでは判別できない。それでもここまで判明できたのは素晴らしいことである。Y様、ご協力頂きまして誠に有難うございました。改めてお礼申し上げます。

6/23 下記C氏よりまたまた課題が送られてきた。昨年9/22、23:05JSTで、周波数は1215kHzだそうな。この周波数は全て1kW以下の局なので、いずれにしてもスーパーキャッチであろう。しかし実際に聞いてみると受信状態は厳しく、断片的にしか聞こえないので推定するのも困難である。どなたか心当たりのある方はおられないだろうか?もし何かお分かりになる方がいたら、トップページのメール送信欄からお送り頂けますと幸いです。

・ところで昨日書いたMagic Radioの正体は江蘇省灌南県にある灌南人民广播電台のFM、その名も「魅力广播」のようだ。Shinさんがいろいろ調べて下さった。HOMからも祝辞メールを頂戴したが、中国では本当に雨後の筍の如くFM局が誕生しているようで、この分野のバイブルである「TV-FM受信ガイド」でも追いつけないようである。明日会社にいる中国の方に録音を聞いてもらおうと思う。

6/22 ここ1~2週間シアトル在住のC氏より“逆TP”受信音を送られて、それの解明にご協力していた。受信局はなかなかのDX局で、これまで1233/青森放送、1431/山陰放送の確認に協力できた。数日前にも“Another Mystery”というタイトルで1116kHzの受信音を送ってきて、「(この件でずっと悩んでいるので)これが解決したら日本に行って高級ディナーをご馳走しなければなるまい」とあったので発奮し、休みになった今日やっと聞いてみた。氏は「ナンバーツー」と叫んでいたのをオールナイトニッポンのJ-Popsカウントダウン番組と思い込んでいて、「ここの周波数ではオールナイトニッポンが出ていない筈なのに何故だ!」と悩んでいた。しかし日本人の自分が聞けば何と言うことはなく(当たり前だが)、結論を言えばTBS系のトーク番組「バトルトークラジオ ACCESS」の中のコーナー「カウントダウントゥデイ(時事問題のランキング)」だったのだ。だから直後に「この番組はTBSをキーステーションに・・・」というアナウンスが聞き取れたし、調べたところこれを中継するのは新潟放送しかない筈なので(半年前の受信音なので、番組が変わっていないことが前提)、氏が受信したのは新潟放送であるという結論を導き出したのであった。

・さあ、この推理が役に立って、氏に豪華ディナーを奢ってもらえるだろうか(笑)?まあご馳走なんてどうでもいいが、こうしてメールのやり取りをすると英語の勉強になって嬉しい。それだけで自分は面白いのでどんどん送ってくれと付け加えておく。

・話は変わって、この日はEスポ花盛りだった。車で移動するときもFMラジオをつけたら、中国語がガンガン入っていた。ところで16時に90.7MHzで受信したこの「Magic Radio」というのは何処の局だろうか?ご存知の方がおられたら、ご教示願えますと幸いです。

6/7 楽しみにしていた雨崎ゲリラペディを開催。毎年夏至前には夕刻の南太平洋を狙うのが恒例になりつつある。今回は常連の4人に加え、スペシャルゲストでミルウォーキー在住で今回3年ぶりに一時帰国なさったT氏にもご参加頂いた。メールでは1年ほどお付き合い頂いていたが実際にお目に掛かるのは今回が初めてだったので、こちらも楽しみだ。

・16時前にはセッティングを終える。今回もアンテナはK9AYを南東&北東方向に2本設置。万一南太平洋を外した場合はLADXだ。16時にフェイドインする訳もなく、しばらくはビールを飲みながらT氏と歓談。氏は今回が初めてのペディとあって興味津々で我々にインタビューして、それをノートにメモしておられる。写真も沢山撮っておられたが、これらをまとめて米国の某誌に投稿してみようかとのことであった。日帰りペディをするDXerは世界的にも珍しいので(と勝手に思っている)、或いは興味を持って受け止めて貰えるのではないだろうか。題材とモデルがショボ過ぎてボツにならないことを願うばかりである(笑)。

・さてそうこうするうちに18時前からいよいよDXタイムに入る。この辺りからオーストラリアの中波局が沢山入り始める。ABCは540、612、630、702、738、855、891他で入っていた。民放では972(ここはどこか?)、990/4RO(ここは相変わらず強い)、1008/(4TAB?瞬間的には非常に強力で朝日放送を完全に潰して入感)、1017/2KYなどなど。しかしピークの時間は極めて短く、確認までにはなかなか至らない。19時前には殆ど落ち着いてしまったので、勝負はたったの1時間足らずなのだ。幸いにも、先日T師が受信なさった1080/KZMI-Relay Stationは、クリアなIDを取ることが出来た。家ではとても受信できないので、やっぱり嬉しくて思わずガッツポーズ!オーストラリアの後はフィリピンもそれなりに入っていたようだ。私は南太平洋と並行してLA短波も聞き、6010/R.Mil4885/R.Difusora Acreanaをやっと確認。LAは今年はもうちょっと頻度を高めて聞いて、もう少し難易度の高いDX局を受信したいものだ。

・20時台は季節外れのTP局を受信。常連ばかりだが、それなりの強さで随分沢山聞こえていた。コンディションは今ひとつだったと思うが、やはりここに来ると色々楽しめる。T氏は楽しんで頂けただろうか。そんな感じで21時まで受信して撤収。毎月ペディも一旦お休みだ。

5/21 出張で東京にいらしたK氏歓迎オフを品川で行う。昨年同様Shinさんも来て下さり、1年ぶりの3人での再会だ。K氏はかつてのBCLブーム時代に活躍され、復活後も非常にアクティブに活動している方だ。氏は現在でもプロの技術者だが、ブーム当時の青年時代から電子技術に造詣が深かった。その理由・ルーツを知りたかったので尋ねたところ、既に小学生時代に通信教育で電子技術を学んだとのことであった。確かに昔そういう講座があったことは記憶しているが、その頃それを受講したとは非常に早熟であったと言えるであろう。そしてその後もずっと技術系の学校で学んでおられたのだから、若くして既に技術に強かった訳である。その後話題は最近出版されたBCL書籍評、非同調ループアンテナの話、ノイズ対策について、お仲間DXerの噂話など次々飛び、更にはここでは書けない裏話なども色々伺う。私はその昔K氏が寄稿なさった号のHzを持ってきてそれをネタに話す。氏は懐かしそうに眺めておられた。Shinさんはちょっと時代がずれていて、初めて見るようであった。

・私は相も変わらず「関西でもぺディをやって下さい」としつこく絡む(笑)。併せて次回はハムフェアで全国拡大オフをやりましょうと提案する。また関東出張に合わせてぺディをやるので必ず参加して下さいとお願いして駅で別れる(押し付け)。

5/17 Eスポシーズン到来に備えて、ディスコーンアンテナD130を設置する。昨年知人より譲り受けたIC-R7100を思い切り活用したかったのだ。ALAと同じくBSアンテナ用マストに取り付けることも考えたが、高所恐怖症のため高いところに設置できない。そこで以前T2FDを設置した時のことを思い出して、長さ3mの足場用鉄管を買ってきてマストとして立てる。これなら怖い思いをして、脚立に登らなくて済む。

・早速実際に使ってみるが・・・うーむ、FM横浜すらフルスケールに振れず、何かかおかしい。ゲインが低い。コネクタ形状が合わなくてM→BNC→Nと変換コネクターを使ってロスが出たのか?或いはアンテナの高さが屋根スレスレで低過ぎるのか?原因究明必至である。

5/10 S師より拝借したSDR-IQで遊んでみる。この種の機械はもはや受信機とは呼べない気がして今ひとつ導入に気が進まなかったのだが、蓮沼の帰りに半強制的に貸し出されたのであった(笑)。それでも使わずして新しいものを否定していると頑固オヤジへの道一直線になってしまう気がするので、有難く使わせて頂くことにした。

・使ってみると結構面白いオモチャだ。本体にアンテナとPCを繋ぎ、サイトからコントロールソフトをダウンロードしインストールしてセッティング完了。最初は音が出ずに試行錯誤するが、何とか使えるようになった。何せマニュアルを読むのが嫌いなので、新しいものは最初いつも苦労する。試しに中波帯をランダムで受信して、150kHzの帯域で短時間録音してみた。後から再生すると9kHz間隔で各局が入っており、帯域もモードも再生時に選択できる。今更ながらこれはなかなか面白い。どうせ貸して貰うなら、TP-DXシーズンに使ってみたかった(笑)。とは言え私的には150kHzという帯域が中途半端に感じられる。どうせなら中波帯全域を丸ごと収めてしまいたいものだ。そして音声は容量が少なくて済むMP3で録音できてしまうとか・・・そんな機種が出現する(出るかどうか分からないが)まで、こちらで少し勉強させて頂こうと思う。

5/8 S師とランチオフ。先日の蓮沼以来、沢山の技術的課題があり、それをスッキリさせたかったのだ。2線式ビバレージの件、Spectrum Labについて、AR-7030のコントロールソフト等諸問題、拝借したSDR-IQのマニュアルの件など、話題は尽きない。師も話している中で、K9AYをフロント/バックの両方で使う方法を思いついたようだ。やっぱり話していると、色々とインスパイアされて、いいアイデアが浮かぶのだ。密度の濃い時間であった。

5/5 昨日~本日に掛けて、千葉県外房の蓮沼にペディションに行く。メンバーはいつものS師、T師の他、LAやAFを中心としたスーパーアクティブDXerN氏、そして今回のスペシャルゲストとして業界の重鎮、名古屋のAOMである!AOMは以前も蓮沼にお見えになったことがあるが、そのときはログハウスであった。しかし今回は昨年同様テントである。大先輩をテントペディにお誘いして失礼ではないのか?と心配したが、ご本人は「雨露さえしのげれば問題ない」と仰って参加して下さった。何となくそう仰って頂ける気がしていたが、本当にそうで嬉しかった。

・GWとあって渋滞を予想して少し早めに家を出て、横浜経由市川塩浜経由で現地入りする。横浜までは若干の渋滞だったが、首都高は湾岸線が大渋滞!電光掲示板の情報を見て慌てて大黒JCTで横羽線にルートを変更し、大井でまた湾岸線に戻った。我ながら上手いルート設定だとニンマリしたのも束の間、肝心の市川塩浜ピックアップのために千鳥町で下りる際に出口の大渋滞にハマった(涙)。その後宮野木JCTでも渋滞し、結局1時間近く遅れて現着。現地待ち合わせのN氏を待たせてしまった。昼食後買出しをして会場に向かう。

・テントを2棟設営し、アンテナを設置する。今回は北東/南西向け2線式ビバレージと南東向けビバレージの2本立てだ。これらを瞬時に設営し、結果的には予定通りの16時時過ぎにワッチ態勢に入ることが出来た。2線式ビバレージは初体験だったが、2方向を同時に使用することが可能であり、しかもバックの減衰度が大きいという利点があり、ビバレージを張ってペディを行うときにはスタンダードになっていきそうである。

2本のビバレージをセッティング
テントもシャック棟と宿泊棟の2張りを設営

・さて受信成果だが、短波(LA)はまあまあ、中波はカスカスという結果に終わった。特に中波に関して言えば、昨夕オーストラリア方面が非常に良かっただけに相当期待して来たので、まるで詐欺にでも遭った様な気分だ。そんな訳で夕刻はN氏のDXのパラサイトワッチ(便乗DX)に終始した(情けない!)。その成果としては6010/La Voz de tu Conciencia4699.42/R.San Miguel5039.2/R.Libertad de Junin6047.16/R.Santa Rosaなどがある。季節外れのTPも聞こえていたが、面白いことにハワイ方面がよく、1500/KUMUが結構な強さで入っていたのをはじめ、各チャンネルで聞こえた。以前ここで受信に成功した1210/KZOOと思しき局も時々浮かんでいたがIDまでは取れなかった。それも聞き終わるともう聞くところがなくなり、翌未明のDXに備えて22時過ぎには床に就く。

・何故か眠りが浅く、2時前に起きればいいところを0時過ぎには目覚めてしまい、ダラダラ聞いてしまった。そうして3時前にまた聞き出すが、やっぱり南方面の中波はブレイクしない。南東向けビバレージが泣いている(涙)。ロケーションが良かろうがアンテナが良かろうが、コンディションには敵わない。周囲の方々は1377の推定R.Franceで活気付いておられたが、私は南が火を吹かない悲しみに打ちひしがれていた(大げさ)。せめてもの救いは放送開始時のフィリピンで数局入っていたこと。おなじみの1512/DYABの開始時と1125DXGL(DXGMか?ややこし過ぎ!)はこんな感じだ。しかし空電も多く疲れてきていたのもあって、燃え切れずに寝てしまった。また熟睡できなかったのだが・・・

・結局6時半過ぎに目覚めてしまい、寝不足の目を擦りながら撤収。DX的にはパラサイトの成果はともかく、本命の南方面が不発だった徒労感が漂う。しかし・・・やはり物事はプラスの面から見よう。今回嬉しかったのは、AOMのご参加だったが、自分的にはAOMの姿と20年数後の自分を重ね合わせていた。これまでペディに行く度に、帰りの車で「こんなことあと何年続けられるんだろうな。若いうちだけだよな」と語り合っていたのだが、自分の目標とする方はここにいたのだ!ご年配でありながらテント宿泊も辞さず、夜行バスも辞さずという方が実在していることを目の当たりにして、大いに勇気付けられたのだった。実際AOMは設営、撤収作業も沢山の荷物を抱えて率先してやって下さったし、ノイズの少ないことを喜びながら喜々としてワッチなさっていた。自分も60になっても70になってもペディションを続けていたい。そんなことを思ったペディであった。

皆さん真剣にワッチするのでAOMが驚いていた(笑)
また来よう蓮沼!帰り際の記念撮影

5/2 DXerT氏とサシで飲む。氏は私が2000年にBCLを復活した時、既にBCL関連のHPを開設されて活躍なさっていた方。同い年ということもあり大変親近感を感じたし、当時目標ともしていた方である。これまでに会ったのは多分2回、それもミーティングでごくごく短い会話を交わしただけである。それでも時々メールで連絡を取り合うことがあり、今回も氏から別件でメールを頂戴して、それを機会に飲みましょうという話になったのである。実は同じ沿線だし、その気になれば会うのは難しくないのだ。

・会って3時間弱、休みなく沢山話した。所属していたBCLクラブの話とそこに集っていた方々の消息、通信機関係のプロでもある氏の仕事について、そして思い入れという点で一致するBCL書籍についてなど話題は事欠かない。とにかく全く同じ時代を生きてきたということで、非常に共感できる話題が多いのだ。そんな訳で二人ともトイレにも立たず、ずっと話していた。氏は忙しくなかなか聞く暇もないようだが、今度は是非一度一緒に聞きましょうとペディのお誘いをする。本当にお誘いしますので、是非行きましょう、Tさん!

・ところで全然BCLとは関係ない話題だが、今日自分のノートPCの増設メモリを買ってきた。これまで512MBでもう512MB増やして1GBにしようと思ったら、その店ではもう512MBは扱っていないとのこと。そこでやむなく1GBのものを買った。それでも価格は2,000円ちょっとなので、手ごろな値段である。なので買ってきて、1.5GBにして使用する。なかなかサクサク動くワイ。という訳で大満足で今、このPCをいじっているのであった。

5/1 という訳で早速受信機の項を読んでみた。そして今更ジロー(こればっかり)ながら、この歳になって初めてスーパーヘテロダイン受信機の回路構成やその特徴について理解したのであった。我ながら全くもってDXerの風上にも置けない男だ(笑)。しかしこうして知識を得られたことは嬉しいことである。こうやって勉強して、いつかは我が9R-59Dを自分でいじれる日が来るといいなぁ。かの日野原先生のことを思えばまだまだ遅くないし、また更に勉強したくなってきた。さあ、次は何を読もうか。

4/30 思い立って電波伝搬の勉強をする。さる方に「夏場は高い周波数が良くて、冬場は低いのが良いんですよね?」と質問されてyesと答えたものの、何故そうなるかについては実はよく分かっていなかった。通算10年以上もBCLをやっているのにこれは恥ずかしいではないか!そう思って遅まきながら、以前入手した「短波に強くなる」を読んでみる(以前は買って安心してしまった)。そうすると、伝搬のパートだけで60数ページを割いて解説されていた。それを読んでやっとその理由が理解できたのであった。

・この本はこの他、受信機に関してもその構成について詳述されている。BLUE BACKSのシリーズだけあって、「科学」の部分に力点が置かれているのであろう。ついつい読み飛ばしてきてしまったが、上記のような恥をかかないためにも、次は受信機の項を熟読してみようと思う。

4/29 久々チョイペスポットに行ってみた。18時半過ぎに行って、素早くワッチ開始。が、今回もコンディションはイマイチ。630/KUAMが非常に良好だったので南を狙ってみるが、オーストラリア局は入っていない。LAも大したことなく、TPはもはや入らない。眠いコンディション故に、日が暮れて暗くなってくると眠気さえ催してきた(笑)。やむを得ず20時で撤収。ロケーションが良くてもコンディションが悪かったらやっぱりダメだ。でも家まで10分も掛からずに帰って来れるので悔いはない。

4/12 近所でチョイペ。先週自分はIDを取り損ねた、メキシコの6010/R.Milを受信したかったのだ。いつもの市営球場の近くに行くが、ふと思い立って裏側の道からアプローチすると・・・思いもよらぬ絶好のチョイペポイントがあった。車も停められるし、K9AYも張れる静かなスポットだ。もっともしばらくすると犬を散歩する人々や野球少年達が通りかかって、胡散臭げな目で見られてしまったが・・・(笑)。しかしALA-1530を屋根馬で立てて聞くと、本当にノイズレベルが低い。家では壊滅的な60mbで、信号の出ていない周波数は殆どSメーターが振れないのだ。これなら微弱な電波でも受かれば聞こえる訳である。

・しかし今日はコンディションはイマイチと見た。海の目の前の雨崎とは比較できないが、やっぱり先週より数段落ちた。TPも強かったのは850/KICYくらいで、他はカスカスだ。そして肝心のMilも、入っているのかいないのか分からないくらい弱さだ。18:30過ぎに同波で聞こえていたのはMilではなくブラジルっぽい気がする。結局ブラジルも4915と4815/Londorinaくらいだった。

・1730に開始し1930に終了。もうちょっと聞いてみたかったが次の予定があり撤収。それでも2時間もいた訳だ。チョイペにしては随分長居したし、それだけいい場所ということだ。なので今後の展開としては、①チョイペ専用機を1台作り、直ぐに出動できるようにする:出動の手間を最小限にすることで、面倒な気分にさせないことが大事だ。どうせ家ではまともなDXが出来ないのだから、2台ある7030のうち1台をチョイペ専用にしても良いかも。②アンテナの常設~勝手に常設するなっての(笑)。:しかしその土地は私有地なのか公の土地なのか微妙な場所にある。だからK9AYのマストを立てるパイプだけ予め立てておいて、当日マストだけすっと立てればあら出来上がりというスピーディーさがあるとこれまた気軽に行ける。或いは木も茂っているところなので、撤去されるのを覚悟でロングワイヤーを張っても良いかも知れない。そんなことを考えながら帰宅。

4/5 久々の雨崎。外でしっかり聞かないと、欲求不満が溜まってしまうのだ。T師をお誘いし、17時前に現地入り。天気も良く風も穏やかで海岸は混んでいるのではないかと思ったが、幸いにも静かで良かった。そこでいつも通り北東方向にK9AYを設置し、車内に機材をセットしワッチを始める。そう、2人だとテントを張る手間が省けるのがいいところだ。

・今回のゲリペは大当たりだった。TP一次伝搬とLAが良く、このところずっとモヤモヤしていた気分が一掃された。17~18時台はTP、特にメキシコ方面が良く、1090/XEPRS、1220/XEBなどが強かったが、1030/XESDD、1470/XERCN(?)は初体験だ。XESDDは気仙沼遠征ではS9+40(それは凄過ぎ!日本じゃない)とのことだったが、こちらで聞くのは初めてなので興奮。この他もCA南方面が良かったのか、940/KWRU(R.Vida Abundante)や1020/KTNQも強かった。まあ強かったと言っても、この時期の雨崎でという意味でだが・・・。

・19時台に入るとTP方面は落ちてきたので、LA狙いに変更する。途中までは静かで「これはダメか」と覚悟していたら、1930頃に一気に上がってきた。4885/R.Acreana、4865/R.Verdes Florestas4826.48/R.Sicuani4940/R.San Antonio4991/R.Manantial、4909.2/R.Chaskis der Norte(?)、5460.4/R.Emisoras Bolivarなどである。これだけLA局をまとめて受信したのは久しぶりだし、大いに喜び興奮する。車内で邪魔かと思ったが、2台持ってきて良かった。

・22時まで聞いて撤収。とにかくアンテナを畳めばあっという間だ。帰りはいつものように横横を通らず134号線ルートにする。そう、車内カラオケにBGMに、一人きりの至福の時間だ。本日のBGMは81年・83年のJ-POP。「恋人も濡れる街角」や「悲しい色やね」は、フツーのカラオケBOXでも定番のナンバーだろう。いい気分で熱唱(笑)。それから松田聖子の、早見優の、YMOの、そしてトシちゃんの懐かしい曲にノって、海岸線を軽快に飛ばす。終いには調子に乗って、アラベスクなどの古のディスコナンバーをフルボリュームで掛ける。70年代の暴走族か、オレは(笑)。こうして受信にドライブに、本当にいい時間を過ごすことが出来た。

3/31 久々にTP局より返信が届く。San Franciscoの860/KTRBだ。それって随分前の受信だよな・・・QSLレターに書かれた受信データを見ると、昨年の3月だった。何と、1年前のレポートだ。レターの第一声も「遅くなって申し訳ない」から始まっていた。いずれにしても返信が届いて良かった。

3/29 近所でチョイペをしてみた。本当は今日は雨崎に行くつもりだったのだが、週末も忙しく雨崎への往復の時間も惜しく断念。そこで行ったのは家から車で何と1分。田畑があって電柱のないノイズのエアポケットのようなところだ。車を停めALA-1530を屋根馬に乗せ素早くセッティングし、聞き始める。本当にノイズレベルが違う。家とは雲泥の差だ。太さんの掲示板で情報をチェックしながら聞いてみるが、自宅では雑音に埋もれて聞こえない南米局も、ここならしっかり聞こえる(4716.7/R.Yura、4774.96/R.Tarmaなど)。シーズン最後のTP局も、常連(680/KNBR、1100/KFAXなど)ながら比較的強い信号で入っている。

・しばらくここで聞いていたいのだが、難点は比較的人の往来があること。犬の散歩に来る人が結構多いのだ。近所の人に見られたらと、気が気ではない(笑)。あんな妙な形のアンテナを立てていると本当に怪しい。なので早々に引き上げる。やっぱり最低でもいつもの市営球場の横まで行くしかないか・・・。

3/17 3/2にレポートを送った海賊局、Mighty KBCから返信が届く。海外局からの返信は久々かも。少なくとも今年になって初めてだ。これを機にそろそろまた量産体制に入っていきたいものだ。

3/16 カナダ、アルバータ州在住のDXerから先週貰った質問に回答しておいたら、お礼メールが今日届いた。質問は「これはJOIFか?」というもので、アップしてある1413kHzの受信音を聞いてくれとのことであった。「日本では1413はJOIF(KBCラジオ)の占有周波数であり、また受信音の言語は日本語なので、推定の通りJOIFであろう」と回答した。そして回答の際、「自分もアルバータ州の局は数局受信したが、そこが東限である。サスカチュワン州やマニトバ州の局は受信できない。」と書いたら、それに反応してくれた。「アルバータには50kW局がそこそこあるが、サスカチュワンのそれは540kHz、マニトバは990kHzで、周波数が日本の局と重なってしまうからでしょう」と書いてあった。確かにそうだ。調べたことはなかったのだが、これではチャンスは極めて低いだろう。いつかは受信できるだろうか?返信を読みながら、そんなことを考えた。

3/15 3/1に取材を受けた「analog」の掲載誌が届く。私の嗜好や所有する機器について、非常に分かりやすくまとめて頂いていた。ちなみに本日発売の号である。書店で見掛けたら是非ご一読(良ければ買って!)頂きたく。

3/2 忘れていたMighty KBCにレポートを書く。Popsが頻繁に掛かっており、"Right here waiting for you"や"Careless whisper"などのヒットナンバーもあったので、レポートは書き易い。さあ返信が楽しみだ。

3/1 某オーディオ関連の雑誌の取材を受ける。編集者、ライター、カメラマンの3人でお見えになって、2時間ほど話をしたり写真を撮影したりする。どんな風に書いて頂けるのか楽しみだ。詳細がはっきりしたらご報告するので、是非ご覧願いたい。

2/25 火ノ山下より返信を貰う。久々の返信で励まされる。しかし返信によると、遠くは札幌からレポートが届いているとのこと。どうやって受信したのか!?上には上がいるものだ。

2/18 決めていた通りにブラジル2局にレポートを書く。エアメールの封筒も30枚ばかり買ってきたし、しばらくは困らない。さあ、今度は受信しなくては。

2/17 火ノ山下に勢いをつけてもらって、今日はレポートを5通書く。もっとも内3通は以前書いたもののフォローアップだが(CBR、KYIZ、4BU)。新たに送った2局は先週のR.InconfidenciaとR.Nac. de Angola。この後Mighty KBCや昨秋に受信した4865/R.Alvoradaと4845/R.Ibitingaにも書こうと思っている。やっとレポートを出す気力が出てきた。

2/14 茅ヶ崎で受信した火ノ山下潮流信号所にレポートを書く。Shinさんが親切にアドバイスして下さったので、重い腰を上げて書いてみた。レポートを書くのは久しぶりだ。とは言え放送時間は実質1分ほどしかないのだ。しかも局名アナ以外は殆ど聞き取れないのだから書き様がない。従ってCD-Rを入れて送るだけだ。さあ、これを契機に久々レポートも集中して書いてみようかな。

2/11 昨日夕方~今朝の茅ヶ崎ペディに行って来た。今回はShinさんとMiyaさんと3人だ。9日には雪が降っていたので心配したがこの日は打って変わって晴天で、気温も暖かく穏やかな日となった。Miyaさんは所用で遅れるとのことで、Shinさんと二人先発隊で15時前に到着しセッティング。今回も北東、南東向けの2本のK9AYを設置。16時前に全てのセッティングを終えてワッチ態勢に入るが全く何も入らず、しばし待ちの姿勢となる。そうこうしているうちにMiyaさんも到着し、17時前から本格的にワッチを開始する。

・しかし、この日もイマイチだった。SSN=0だと言うのに、TP方面はさっぱりだ。一次伝搬のみならず二次伝搬もブレイクせず、全くの空振りに終わった。南米も強かったのはブラジルの6010/R.Inconfidenciaくらいのもので、後は全然スカだった。Logを見返してもこの日はこの局のみで、如何に良くなかったかが伺える。前回は楽しませてくれたフィリピン中波も、この日は全然音無しだった。すっかりやる気無し夫状態になり、22時過ぎには寝袋に入って仮眠態勢に入る。23時半過ぎにX-Bandはどうかと思って目覚めるが全く話にならない状態で、そのまま2時前まで仮眠。

・前回に続きAUS中波のブレイクに期待したが、今回はこちらもダメだった。1548/4QDが火を吹いており良いのかなと思ったが、良かったのはここだけだった。それでもオフバンドのAUS民放は聞こえていたので、1620/4KZはIDをしっかり取る。以前531で受信した時はクリアなIDを取れなかったので、これは嬉しい。楽しめたのはK9AYの指向性の鋭さを改めて確認できたこと。(この時点では北東向けは反転させて南西向けにしてあったが)1548で南西にするとDWが聞こえ、南東にすると4QDが聞こえるという、鮮やかな指向性見せてくれた。この他面白かったのは、Shinさんのサジェスチョンで1624USB/関門海峡海上交通センター火ノ山下潮流信号所の関門海峡潮流・潮汐情報を受信したことである。ここの出力は実に2W!こんな遠くまで届くとは感動モノだ。Shinさんはすっかり満足していた。

・最後の仮眠後6時前に起床し、アフリカ方面を狙う。ここはそこそこ良くて楽しめた。中でもこれまでさんざん狙って受信できなかった4950/R.Nacional de Angolaが強力に受信できたのは嬉しかった。3396/R.Zimbabwe6265/MightyKBCもクリアに受信できた。

・今回は新戦力9R-59Dも持参。ハム音でシビアなDXは厳しいが、それでも630/KUAMをいい音で聞かせてくれた。

2/10 RealDXのMLに「1098kHz Japanese ID」というタイトルのメールが流れる。普段はなかなか役に立てないだけに、これは俺の出番だろうと中身を読むと、「この件についてはHirooがよく分かるかもしれない」と既に名指しされていた。おお、見逃さなくて良かった(汗)。早速ファイルエリアに行って件のファイルをダブルクリックするが・・・何故か「このファイルはもうない」というメッセージが出て開けない。困ったがふと思いついて右クリックでダウンロードさせるとちゃんとできて、ダウンロードしたファイルは聴くことが出来た。これは何故だろう?

・さて、彼はHBC(北海道放送)かSBC(信越放送)か迷っていたのでとりあえず聞いてみると、「SBC」と発音していた。番組名もSBCのものと一致したので、その旨返信してあげると、"Excellent! This is a difficult catch and I am happy to add a new station to the logs."と大変喜んでいた。これまでTakeばかりだったがやっとひとつGiveできたかな。

1/29 NFBプリアンプのコアを巻き直す。慎重に巻き数を数えてと・・・今度は大丈夫だろう。そしてスイッチONすると・・・うん、大丈夫。短波帯も増幅しているようだ。これで完成したので、次のステップ、ハイカットフィルタに移ろう。

1/27 昨日今日でNFBプリアンプ3号機を作る。何故だか無性に工作がしたくなって、丁度一年前に作り掛けて放置していたものの続きをやる。見本があるのでそれを真似しながら作っていけばいいのだが・・・何故か(電源ONを示す)LEDが点灯しないし、中波帯は増幅するが短波帯は増幅しない。調べてみて判明したのはLEDが点かなかったのは基板の不良のせいで、基板を通さずにダイレクトに繋いだら点灯した。信頼性の低い基板だ(→お前=自分のせいだ!)。短波帯が増幅しないのは、以前もそうだったがコアの巻き数を間違っている可能性がある。今一度外して調べてみよう。

・本当に久しぶりの工作だった。作るのが億劫になってしまい、工具から遠のいていた。しかし今回半田ごてを握ってみて、非常に楽しかった。何かあの快感が蘇ってくるのを感じた。また何かを作りたくなっている。さあいよいよAFハイカットフィルタの出番だ!上記アンプが正常に作動したら、ぼちぼち着手しようと思っている。

1/25 S師より「9R-59DSを使いこなす法」という記事を送って頂く。35年も前の電波技術誌のコピーである。それには「9R59DSは日本における真空管式高一中二の最後の機種であり、ほぼ極限まで高一中二の発揮し得る性能を追求した優秀な製品です」と書かれてあり、目の前にある愛機がますます愛しく思えてくる。しかし「最大の性能を発揮させるか否かは、使用者の使い方次第で決まってしまいます」と続けられており、それを使いこなすためには相応の知識と技術が求められることが書かれている。実際記事にある技術に関しての記述は私にはチンプンカンプンで、殆ど宇宙語だ。それでもいきなりは難しいが、いつかは自分で自由自在にいじってみたいという願望が刺激された。

・取り急ぎハム音対策としてF氏より推薦頂いたKenwood HS-6を入手。それを使って深夜ブレイクしたTP-XBandを聞いてみる。確かにこれならハム音はかなり抑えられて、聞くに耐え得る程度に聞こえる。そんな訳で1630から10kHzおきの強力な信号が楽しめた。59DでのTP-DXもいよいよ開始だ。

送って頂いた記事
KENWOOD HS-6

1/22 S師と久々のランチオフ。今日は近所での用とのとこで、私の勤務するビルまで来て下さった。ここ数日技術的なことでモヤモヤすることが溜まっていたので、まさに鴨がネギを背負ってきた感じだ(笑)。なので矢継ぎ早に59Dのハム音対策、周波数の正確な測定方法、3年くらい前からの懸案事項であるAFハイカットフィルタなどについて質問を浴びせかける。それについて師は一つ一つ一緒に対策を考えて下さる。これはなんと有難いことだろうか!少年BCL時代は技術的に詰まるともうそこでおしまいだった。今は技術顧問がすぐそばにいるし、ネットで情報は調べられるし、幸せな時代になったものだ。もっとも最後は「ヒントはやった。あとは自分でやれ」!と千尋の谷底へ突き落されるのだが・・・星一徹か、あんたは(笑)。

・遂に待望のギリシャ人DXerからメールをもらう。先日の1422kHzの不明局の件だ。「ノイズと弱い信号でよく分らないが、「0対0」とか「2対2」とかスコアを言っている。サッカーか何かのゲームではないか?」とのコメントであった。つまり使用言語はギリシャ語であるということなので、3XYであることはかなり高い確率で言えるということになるであろう。あとは天に運を任せて、3XYからの返信を待つしかない。各国のDXerの手を煩わせてしまっているが、その借りは遠からずお返ししよう。

・18時少し前に、愛好者3号を持ってビルの外に出る。近頃話題のRAEを受信するためである。寒いのと恥ずかしさを我慢しつつ、ロッドアンテナを延ばして待ち構える。そして18時。「何も聞こえないなぁ、やっぱりダメか・・・」と諦めかけたら、弱々しく日本語のIDが取れた。22422くらいだ。大都会のビルの谷間で聞くRAEも格別だ。寒さと恥ずかしさを我慢した甲斐があった。と自己満足しつつ、慌ててビルに駆け込む。

1/20 先日教えてもらったRealDxにも登録し、件の受信音をアップしてみた。登録するとまずは自己紹介と、それに対する歓迎メールへのレスが大変だ(笑)。そうしてやっと本題の質問に入れる訳だ。

・何人かが聞いてくれたが、結果は3XYであろうと言う方と違うと思うと言う方とに分かれた。イタリアとノルウェーのDXerはギリシャ語っぽいと言ってくれたが、地元シドニー在住のDXerのコメントは「語感がギリシャ語っぽくないし、そもそも3XYはギリシャ音楽をずっと流している」とのことであった(私が聞いたのはスポーツ中継)。どちらが正しいのか、現時点では分からない。なので30分を超える受信音を同封して、昨日書き上げたレポートを送ってみることにする。返信をくれるとは限らないが・・・。

1/19 9R-59Dが新規に加入したことによりますますリグの置き場がなくなったため、遂に机の上にもラックを置くことにするNGO先輩の真似をして(というかまんまパクって)、自由に組み立てるタイプのものを買ってきた。これで机上にリグが5台置けるようになった(また増えたらもう一段増やすか・・・とあまりにも重くなってしまうか!?)。とにかくこれでスッキリした。

1/17 一昨日も書いた通り、1422不明局について海外DXerのMLに受信音をアップして投稿してみた。すると何人かの方が早速レスを下さった。イタリアのDXerは「たぶんギリシャ語だと思うが母国語ではないので断言はできない。ここで尋ねてみるといい」としてRealDxというYahoo Groupを紹介してくれた。こちらの方が不明IDについては詳しいようだ。そこで今度はそこに投稿して尋ねてみようと思う。

1/16 遂に憧れの受信機がマイシャックに!中学時代以来の夢だったTRIO 9R-59Dが我が家にやって来たのだ。正確に言うと59Dがこの家に来るのは2回目だ。一度目はBCL復活後間もなくで、近所のリサイクルショップで売られているのを発見し、これも何かの運命と思い家に連れて帰ったことがあった。しかしそれはとても使用に耐え得るものではなく、残念ながら返品せざるを得なかった。

・今回は知人からお譲り頂いた物で、既に別なDXerによってレストアがなされていた。ナロー化改造が施されている他、デジタルカウンタまで付いている。アンテナを繋ぎいざ電源を入れると・・・おお、しっかり聞こえるではないか!ダイヤルを850kHzに合わせると、アラスカのKICYが良好に受信できた。飾りではなく、実際にDXで使えそうだ。さあ楽しむぞ、59D!Bちゃん、有難う!

1/15 昨日のペディで受信した1422kHzの不明局について「神様」H氏より、メルボルンの3XYではないかというアドバイスを頂戴した。開けた方面とラテン系の言語(3XYはギリシャ語)であるというのがその根拠である。確かに、開けたエリアがオーストラリアでかなりのチャンネルで入感していたのだから、その可能性が大であろう。このご助言に意を強くして、折角だから局にレポートを送ることにした。同時に受信音をアップした上で海外MWDXerのMLに投稿して、意見を求めてみようと思う。

1/14 昨日より1泊2日で茅ヶ崎ペディを実施。随想「BCLのモチベーション」で書いた「ハッピーマンデーDX(=月曜早朝中波DX)」を早速実践したかったのだ。メンバーはS師、T師、Shinさんのいつものクレージー4人組だったが、Shinさんが久々戦列復帰なさったのは喜ばしい。この日の柳島キャンプ場は我々しかおらず完全に貸し切り状態。普段は他の利用者を気にしながらアンテナを張るが、今日ばかりは好きな位置に好きなように張ることが出来る。とは言え昔のように気張ってビバレージを張るということも無く、北東-南西、北西-南東向けの2本のK9AYで済ませる。15時に到着して16時正時に間に合わせる。今日は北米中波/月曜早朝中波の他、普段はあまり聞かないLA/アフリカも聞くために、ここ最近の入感局を他のDXer氏のサイトを参考にさせて頂き、時系列で一覧表にして臨む。短時間で最大限の成果を挙げ、昨年後半から続くスランプからの脱出を図るためである。ここまで気合を入れるのは珍しい(笑)。

・ところが・・・だ。この日はそんな気合が空回りするようなコンディションだった。北米中波は殆ど完全に音無し。LAも入ってはいるが非常に弱い。これでは全然ダメだ。そんな訳でしばらくはお手上げモードでビールを飲んで喋ってばかりいる。どこか一箇所くらい聞こえてくれないものかと願いつつ・・・。

・と、遂に福音が訪れた。21時を回ってT師が「1512/DYABが強い」と気付き、急いで全体をスキャンする。すると972、999、1062/DZEC、1188/DXIF1530/DZME、1548/DZSDなどいくつかのチャンネルでフィリピンが聞こえ出す。珍しいところではないがさりとて自宅では聞こえないところだけに、やっぱりここに来た甲斐がある。久々に国内局の裏で聞こえる、そして時折浮かび上がってきて国内局を凌駕する、フィリピン中波DXの醍醐味を堪能。そんな感じで0時まで聞いて一旦仮眠。

・2時前に起き出し民放が停波したチャンネルを中心にワッチ。そうすると全然予想もしなかったが南方面がブレイク。1035はBBCの中継だったがSIBCだろうか?かなりのチャンネルでオーストラリア局が入感し、693/4KQ、990/4RO、1053/2CA、1116/4BC、1152(Pops。AUS民放?)、1224(ABC?)、1233(ABC?)、1332/4BU、1395/5AAなどが受信できる。茅ヶ崎でこれだけAUS局を受信したのは初めてかも知れない。これらも自宅では全く受信できないだけに、嬉しいし大いに興奮する。同波に中国語局が出てきて全く聞こえなくなってしまった4KQを受信したのも数年ぶりだ。残念ながら期待したヨーロッパ中波は全くの不発で、1611/Vatican R.も1179/R.Swedenも入感しなかった。1422では何か聞こえていたが、DLFではなさそうな・・・。そんな感じで鬼のいぬ間のワッチを楽しみ、4時半過ぎにまた仮眠。

・もう少し早く起きるつもりが、目が覚めたら7時過ぎだった。そこからアフリカをワッチするが、こちらはそれほど良くなかったようだ。4950/R.Nacional de Angolaを聞いてみたかったが、こちらは入っていなかったようだ。ただ、一度聞いてみたかった4760/R.ELWAらしき局は入っていた。そうして7時半過ぎには、いそいそと片づけを開始する。そうして8時過ぎに全ての片づけを終え撤収し、いつものファミレスで朝食を摂って解散。

・夕方までの様子では「これでまた3回続けてボウズ!」という事態になりかね無かったが、幸いにもフィリピンとオーストラリアが聞けて楽しめた。特に「今年はやるぞ!」と宣言して臨んだハッピーマンデーDXが当たって、自分的には会心のペディと言って良い。大いに気を良くして、帰りに管理事務所で鍵を返却する際に、次回の予約までしてしまった(笑)。

いつものキャビン
好きに張ったK9AY
7030×2台。段々ペディにもPCが進出してきた

1/5 ご近所DXerM氏、H氏と3人で飲む。ちょっとした新年会だ。近隣なので、比較的容易に集まれるのが良い。お二人は単に趣味が共通するだけでなく、とても人柄の良い方々なので、いつお会いしても楽しい。今回3人揃うのは2005年末以来だから2年ぶりだ。聞けばMさんはエア関連のちょっとマニアックな世界にハマっておられ、Hさんは私的な時間の大半を勉強に費やしておられたそうで、ラジオどころではない日々だったそうな。従って3人は近々においてはあまり共通の話題はない。しかしやはり根底ある興味関心は通じていて、互いに知らない世界のことでも興味を持って聞ける。とてもいいものだ。だから3時間喋っても全然長く感じなかった。これからもオフにペディにお付き合い頂きたい貴重なお仲間だと思っている。今日はどうも有難うございました!

1/3 クリスマスの日に届いたプロシード2600とサージラム2100を写真に撮ってみた。これでまたシャックも賑やかになった。こういう楽しみ方もあるな、BCL(笑)。またコレクションを再開したくなってきた。

1/1 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

・ここ何年か続けてきたBCL書籍は、大晦日にも書いたように今年はやめることにした。書きたいことを書きたいだけ書く・・・本来あるべきスタンスに戻した。また書きたいことが山と溜まったら、纏めて著すこともあるだろう。今年はその意味で2つのトピックスを「BCL随想」に上げた。また思い付いたら順次書いてアップすることにする。年の初めに、ご一緒に原点を見つめてみては如何だろうか。お時間があったらご覧願えますと幸いです。