多くの方がそうであると思うが、私にとってパソコンはBCLをやる上で必須のアイテムとなっている。これがなくては殆ど何も機能しないといっても過言ではない。それではここで私の使用しているパソコン及び周辺機器とその用途について語ってみよう。

 まずパソコン本体は4年前に自作したDOS/V機である。4年前なのでCPUはCeleron300Aという既に過去のものだが、使用に際しては余り不便は感じないのでそのまま使用している。メモリのみ今日的に256MBにしている。次に周辺機器ではネット環境は回線が未だISDNのままのため、TA及び家内LANのためルーターが設置されている。プリンターは少し前のモデルのインクジェットが1台ある。そしてスキャナー、デジカメ、とまあこんなところか。

 これらの機器は、BCLをやるに当たってフルに活用されている。まずは情報入手、発信のためにインターネットが最大限利用されている。HP作成に当たってはMicrosoftのFrontpage、それとPDF作成用にAdobeのAcrobatを使用している。時々音声ファイルを作るためにWindows付属のサウンドレコーダー、そしてそれをmp3にエンコードするのにはフリーソフトの「午後のこーだ」を使用。余り使わないのだがCD-RWドライブもついており、レポートに同封する受信音を録音したCD-Rを作成するのに使用したりする。

 デジカメは写真を送ったり掲載したりする上で欠かせないものになっている。これに加えてVericard Gallery用に、また書類のデータをネットで送るためにスキャナーを用いているが、これには大変重宝している。オークションでわずか1,200円で買ったものでスペックもやや古いが、実際には前オーナーは殆ど使用しておらずもちろん完動だしとてもきれいだった。そして画像はやや粗いもののまあまあ何とか実用にはなっているので満足している。

 受信報告書等ドキュメント作成にはWordを使っているが、ワープロソフトが使えるようになったというのは、昔では考えられなかった大きなアドバンテージであろう。特にレポート作成を簡素化してくれた功績は余りにも大きい。受信データの管理にはExcelを利用しているが、特にソート、フィルタリングの機能は重宝する。もはやWord、Excelのない暮らしなど想像もできない。

これらに加えて昨年は、受信機をパソコンから制御するということを試みてみた。使用したのはErgo3のデモ版であったが、パソコンのデータをインプットしておけば、それに基づいてリグがコントロールされるというのは便利で興味深かった。メモリ管理に関してより便利な機能を持ったアプリがあれば導入してもいいかなと思っていたのだが、愛機NRD-535はもう昔の機種であり残念ながら見当たらなかった。ところがつい最近N88BASICを使った簡単なプログラムでメモリ管理を行うという話を先輩DXer氏のサイトでお伺いし、詳しくお話を伺ったところ、懇切丁寧にご指導下さって、その希望を実現してしまった。ほんの少し試行錯誤があったがあっという間にできてしまったのである。ソフトはフリー、クロスケーブルは既に持っていたので費用は一切かからず。これで自由にメモリを追加したり削除したりソーティングしたりフレキシブルに対応できる。感謝することしきりである。

まだまだ自分が知らないだけで、パソコンの力を借りられる余地は大いにあるだろう。充実のBCLライフのためにいろいろ研究していきたいと思っている。

(May.30,2003)