8/28~31に家族と香港旅行に出掛けた。仕事との兼ね合いもあって行こうかどうか決めかねていたのだが何とか目処がつき、ツアーを探したら非常にリースナブルなものがあったので申し込んだら取れた。日程が子供の夏休み最終日とあってさすがに躊躇したが、行くまでに全て片付けてしまえば何とかなるだろうとハッパを掛け間に合わさせた。昨年は成田に30分前に着くというヒヤヒヤを演じたので、学習して今年はしっかり余裕を持って着く。フライトの丁度2時間前だ。そしてそこから4時間の空の旅に出る。
香港の空港に降り立って迎えのバスを待つ間に早速受信を開始。今回は前回のように7030を持参するというような無茶はせず、愛好者3号のみである。事前に香港の達人NGO先輩より「街中はノイズが多くてダメですよ」と忠告されていたので、ローカル局以外は聞かないつもりだったからである。電源を入れ864、1044などの知っているチャンネルに合わせると、日本では一度も受信したことのないそれぞれHong Kong Commercial RadioとMetro Plusが聞こえる。実はローカル局を受信する瞬間が、現地に到着したことを一番実感できる時かも知れない。
今回は香港の中波3局とマカオの中波・FM各1局のみがターゲットである。そして今回はレポートを出したかったので、それぞれレポートが書ける程度の時間だけ録音した。香港の中波3局とR.Vilaverdeはホテルでの受信だ。本当は3日目にマカオに行くつもりだったので、マカオ局はそちらで受信しようと思っていた。ところが暑さのせいで次女が疲れてしまい、マカオ行きは断念せざるを得なかった。そこでマカオ2局も香港で受信することになったが、R.Macauは少しでも状態の良いところでと思い、マカオの代わりに行った東涌のアウトレットモール内のファーストフードで受信した。
香港・マカオAM・FMローカル局ID集
Frequency | Stationl | Location | Comment |
567kHz | R.TV Hong Kong | Hong Kong | 08/08/29 "RTHK News" |
738 | R.Vilaverde | Macau | 08/08/30 これは何と出ているのだろうか?"am738.com"が何度もアナウンスされていたので同局の筈だが・・・ →Bちゃん知人の香港の方に聞いて頂いて"緑村電台 網上広幡(ロチュンデイントイ、 モウサンクワンポー)"と出ているとのこと。 |
864 | Hong Kong Commercial Radio | Hong Kong | 08/08/29 |
1044 | Metro Plus | Hong Kong | 08/08/29 |
100.7MHz | R.Macau | Macau | 08/08/30 "澳門電台(オウムンティエンタイ)"と出ているだろうか?→広東語で電台は「ディントイ」であるとのこと。by Bちゃん。確かにそう言ってますね。Thanks! |
目抜き通りネーザンロード前で長女と 東涌Citygate Outletでの受信光景
受信活動は上記程度で終わったが、もうひとつの楽しみとしてラジオを買うことを考えていた。香港の秋葉原と言われるサムスイポで、中国製ラジオでしっかりしたものが安く買えるなら買って帰ろうと思っていたのだ。ところが予想に反して興味のあったラジオは日本と全然値段が変わらなかったのでやめた(※DEGENのDE-1121に関心があったが、935香港ドルで日本円で14,000円くらい)。メーカー的にも鴨寮街の露店でもKchiboやTECSUN、KAIDEばかりであり、DEGENやSANGEANのまともなものは置いていない。これは男人街の露店も同じで、ショボいラジオしか置いておらずガッカリだった。それともうちょっと胡散臭いところで「SOMY」なんかないかと期待していたが、これは香港では見ることができなかった。3日目の夜に現地在住の旧友と食事をして尋ねたのだが、「おそらく香港にはないだろう。マレーシアとかに行ったらあると思う。」と言われた。その他NGO先輩がオタク系の店として「信和中心」というビルを教えてくれたが、これはまさにオタクのビルだった。秋葉原で言えば「ラジオ会館」に似ている。但しラジオ会館と違って、本当にアニメとフィギュア、そして一部エロ系を中心としたDVDの店しかなく、残念ながらラジオ・無線系は皆無であった。オタクの長女は大喜びだったが・・・。
露店にはショボいラジオしかなく残念(ここは女人街) 信和中心はオタクのメッカ(笑)。日本のばっかり
今回はかなり家族サービスに徹した旅行であった。皆それぞれの回りたいところを優先したので局訪問もしなかったし、受信活動も最小限だった。サムスイポももうちょっとゆっくり巡れば掘り出し物も見つかったかも知れないが、実際には鴨寮街を駆け足で回っただけだった。でも旅行そのものとして楽しめたから、BCL活動はついで程度で十分だ。また行きたい街だ、香港。
(Sep.11,2008)