今期のBCLライフも大いに楽しんだ。昨年に引き続き今年もTDXCが行動の核となり、仲間も増えて楽しみも増してきたように感じる。そんな一年を、昨年末に挙げた課題と照らし合わせながら総括してみたい。

課題の1つ目はPROPAGATION-Edition2の発行。これはサークルとして実行したが、今号は執筆者も増え内容もバラエティに富み、より面白いものに仕上がった気がする。特集は昨年実施した沖縄ペディで、参加者全員でこのパートを執筆した。新たな執筆者は既存のメンバーとは全然違うテーマで寄稿し、会誌に厚みを増してくれた。私は永年暖めてきたテーマ、「日本BCL連盟」について書いた。この組織は誰が主導して誕生し、そして何故8年余りで解散せざるを得なくなったのか・・・?この辺りの事情は当時のB連に関わったOMさんはご存じだったろうが一般のBCLは知らなかったろうし、そもそも関心も持たなかっただろう。私はどうにもその辺りを知りたくて当時の関係者を訪ね歩き、概ねその経緯を知ることが出来て大変満足した。その結果のみならず、この調査過程自体~取材を口実に昔是非話したいと思っていたOMさん達と直接話せた~のは実に面白かった。OM各氏には勝手なお願いにも関わらず貴重なお時間を割いて頂いて、改めて御礼申し上げたいと思う。

2つ目はTDXCの遠征ペディ。昨年の沖縄から今年は一転して北海道積丹半島。北海道でのDXが実現するとは、感慨深いものがあった。DX的にはコンディションはイマイチで、狙っていたヨーロッパは思ったほど入らなかった。それでも楽しかったし、ペディ後は北海道観光~土地柄そしてタイムリーなのだが~ニッカウィスキー余市工場も訪ねることになった。旅行の最後の最後には思いも寄らぬアクシデントに見舞われたが、むしろそのことが仲間との絆を強め、そしてこのペディを想い出深いものにしてくれたとさえ思う。

3つ目は夏至前のバイクペディ&月曜早朝ペディ。前者はさしたる成果はなかったものの、都合3回出掛けた。後者は2月の茅ヶ崎をセッティングしたが、大雪のため無念のキャンセルとなった。

課題以外では、PROPAGATIONを媒介として、新たに4名の方とお近づきになることが出来た。近隣のお二方は正式メンバーに、もうお一方はサポーター的位置付けに、そして少し距離はあるがもうお一方を名誉会員としてお迎えすることが出来た。そうやって仲間の輪が広がっていくことが嬉しい。

さて、そんな総括を元に、来期を展望しよう。

来期もTDXC会誌「PROPAGATION」は発行するが、また新たな仲間にも執筆頂きバリエーションを増やしたいと思っている。個人のパートでは、極めて個人的関心事になるが追ってみたいテーマがあるので、これについて調査を進めようと思う。BCLブーム当時を中心とした古いテーマと、現状のDX環境の改善、それと先輩方に話を伺いに行くこと等の数点になる。

来年は個人的に仕事の節目の年なので少し休みを貰おうと思っているが、それを利用して海外に行こうと考えている。現地受信にするのかDXerを訪ねるのかはまだ決めていない。ただ一人で行くつもりなのだが、英語が怪しい。必要最小限の会話は出来ると思うが、それでは現地の人と本当の意味で触れ合えずつまらない。なので行くまでに必死に勉強しよう。サボり心に火を点けるいい機会だと思う。

TDXC忘年会ではいくつかの課題を挙げたが、是非実行したいのはBCL遠足と工作(会)。前者はペディでもない、飲み会でもない、しかしBCLをテーマとした近隣探訪。一人でもいいから、企画してやるつもりだ。後者は少なくとも今更ながらの「ナゾのトライアングルアンテナ」、それ以外はこれから考えるが、こちらも「会」ではなくとも色々やるつもりだ。

ペディは恒例になったTDXCの遠征ペディの他近隣宿泊ペディ、外房日帰りペディ、そして県内での南狙いチョイペ、バイクチョイペと様々な形態で実施しよう。やはり自分のBCLライフの基本はDX局受信でありたいと思う。

さあまた来年、新たな楽しみ方を摸索していこう!

(Dec.30,2014)