一昔前であれば考えられないことであったが、インターネット時代の今は個人輸入もいとも簡単に行えるようになった。今回アンテナを輸入して、それを痛感した。

BCLブームの去った日本ではこれまで、リグ以外のBCL用品はほとんど皆無であり、入手するにはハム用のものを流用するか若しくは国内代理店が輸入する外国製品を購入するしか手はなかった。海外では現在もBCL用品が生産され販売されている。そしてそれらは国内にいて通信販売で購入することができる。

ただし個人輸入するにしても今まではやり取りは基本的に郵便で、手間とお金と時間をかけて行われていた。まずはカタログを取り寄せるために郵便局へ行ってIRCを買って同封して航空便を送り、それに対し販売店は郵送する。それを見て欲しいものを決定し、郵便局へ行って為替を作って書留で代金を送る。その後しばらく待って商品が送られてくるという大変な労力であった。もちろん全て英語でやり取りせねばならないし、そういう仕組みを理解すること自体が苦労であった。

ところがインターネットの出現が、それら全てを一変してしまった。まずカタログを取り寄せる必要はなく、全てwebサイトで閲覧することができる。そしてそれをメールで発注できるのだ。決済はクレジットカードでOK。カードNo.を記入し、またカードをスキャンしてメールに添付して送れば良いのである。これら全て自宅に居ながらにして行える(カードのスキャンのみ会社でやってもらったが)。そして在庫さえあれば比較的早く商品が送られてくるのである。

今回この方法で米国Universalよりアンテナを2本輸入したが、為替レートがイマイチだったとは言え比較的リーズナブルな価格で購入できたのではないかと思っている。何よりも楽しかった。これからもちょくちょく個人輸入を利用し、国内では買えないいろいろなものを買おうと思っている。