べリカード収集
次にはまったのはべリカード収集。535を買って最初にトライしたのは、20年前には一度も聴くことができなかったRAEの受信である。RAEの放送は月~金の19~21時にしか行われておらず、勤め人である自分にはそもそもなかなかトライするのが難しく、やっとのこと年末になってチャンスが巡ってきた。そしてダイヤルを合わせたところ・・・聞こえた!ついに幻と言われた同局を受信したのである(実はRAEの受信自体は昔のように難しいものではなくなっていた。「強力」とまでは行かないが、ダイヤルを合わせれば大体聞こえる局になっていたのである)。そして年明け早々には早速受信レポートを書いて送った。これに端を発し、まずは日本語放送でまだべリカードを持っていない局の全てにレポートを出すことにした。それが終わったら今度は良好に受信できる英語放送に対してレポートを書いてみようと思っている。自分の今年度の重点課題である英語の勉強の趣味と実益を兼ねた最大の勉強になると思う。そしてできればその次はスペイン語あたりにチャレンジしてみたい。
記念の受信テープ
20年前から初受信の際は必ず記録としてテープに残すようにしていた。基本的には受信した局のID確認の意味もこめて、IDの出るシーンが必ず含まれるくらいの時間(平均1分半くらいだろうか)録音するようにしていたのである。テープの本数は60分テープ5本くらいでそれほど多くない。幸いにも今のところ無事に残っているが、テープは劣化するものであるし早めにデジタル化して保存しておくべきだろうと考えた。最初はCD-Rに焼こうと思い、EasyCDCreatorのデラックス版を購入を検討した。しかしたまたまMonitoringTimesでMDが特集されていて、非常に使い勝手が良さそうであった(編集が容易)ので考え直し、そちらの方で行くことにした。
実際使ってみて、想像以上に使えることが分かった。不要部分は簡単にカットできるから無駄な隙間もできないし、何よりも一旦ズーッと録音しておいて後から不要部分をカットするという芸当が可能になったのである。そして5本のテープを全てダビングしたが、BCL関連の記録は全て保管してあったのでindexはほぼ完璧に作ることができた。何より、使っていたテープがディスカウントストアのオリジナルテープだったせいだろうか、編集の途中で全て切れてしまいセロテープでつなぎ合わせてやっとの思いで編集を終えた。大事な思い出を失わずに済んで本当に良かった。
記録を残す
受信テープと同様に今や自分にとって宝物なのは、過去つけていたBCLのログや随想等の記録である。上記の受信テープのindex作成でもこれを保管していたことが大きくものを言った。これが無かったら受信テープを聞いてもそれがどこの局であるのか判別できないケースが多かったであろう。BCL連盟でスムーズに資料が探せたのもこれら大学ノートにランダムに記録された情報があったからこそである。
今は必ずしも紙媒体で残すのではなく、パソコンのハードディスクの中にデジタルデータとして残すようにしている。これなら編集も容易だし、色褪せることも無い。ただHDDはクラッシュする恐れもあるので、時々Zipにバックアップしてやる必要はあると思うが。
それにしてもそれらの記録の中で書かれている「理想のリグ」と題して自分の夢を書き綴ったページを読み返すと、中古とは言え今使っている535のスペックは理想のリグをはるかに凌ぐ素晴らしいマシンであると改めて感じるし、それを自分のものとして使える喜びを改めて感じざるを得ないのである。